サマータイム、という言葉に酔いしれているのか?

まずは、大嫌いな、てっぺん野郎の、まやかし節電に関する記事を引用する。

福島第1原発:都が職員のサマータイム導入など節電対策

 東京電力福島第1原発事故で今夏の電力不足が予想される中、東京都は27日、「都庁版サマータイム制度」導入などを盛り込んだ節電対策を公表した。
 制度は、現在3段階の出勤時間をそれぞれ30分~1時間早め、午前7時半、8時、9時とする。約2万5000人の職員が対象で、6月上旬以降、開始する予定。庁舎内の室温を28度にしたり、エレベーターや照明使用の半減により、都庁舎の電力使用量の25%削減を目指す。
 具体的な節電方法を無料で伝える節電アドバイザー制を新設。都が認定したアドバイザー約3000人が6月中旬以降、約100万世帯を訪問し、家庭で簡単にできる節電方法などを説明する。
 節電教育にも力を入れる。7~9月、公立学校の児童・生徒約100万人に、節電の取り組み状況をチェックするシートを配布し、親子で家庭の節電に取り組んでもらう。
 都環境局の吉村憲彦環境政策担当部長は「過度の便利さや過剰に電力を消費する生活様式を見直していきたい」と話している。【武内亮】
 
引用、ここまで。
 
 
このサマータイム制のどこが節電になるのか教えて欲しい。
 
節電するなら、一日中、時間に関係なくやればいいことだ。
 
原発を推進するために、電力不足をでっち上げる東電のインチキに、協力する気は毛頭ないが、不要で、過剰な電力消費は、社会生活に支障のないという前提で、慎むべきである。
 
てっぺん野郎は原発推進派であるから、この節電の押し売りで、電力不足への恐怖心を煽り、やっぱり原発は必要だ、という方向へ無垢で無批判な人々を誘導するつもりだろう。
 
結局、夏場の、一番電力消費が高まる時間帯に、東京都の職員は、全員がそろって仕事をしているのだから、必要な電力量は、サマータイムを導入しても、ちっとも変わらないのではないか?
 
サマータイムという、言葉に、何か特別な意味を感じて、いつもの目立ちたがり屋が、飛びついたのではないかと想像する。
 
都の職員が、そんなに節電をやりたいなら、真夏の、一番暑い数日間の、そのまた何時間か、全てのクーラーを切ればいいことだ。
 
これなら、生活のリズムを崩さず、社会生活や経済に、何の影響も与えないだろう。
 
こういった、中身のない、パフォーマンスだけが、あの者のやり口であり、その論理性の欠如と自己陶酔は、どうやっても直らないようだ。
 
それに加えて、人に、苦痛を伴うことを強要することが、大好きなのだ、あの者は。
 
自民党公明党支持者は(民主の支持者も紛れ込んでいるが)、利権が絡んでいるから、てっぺん野郎を支持するのは当然だろうが、それにしても、これだけ論理性の欠いた人物に都政を任せる都民の中の一団は、よほど頭を使うのが嫌いなようだ。
 
東京都がやらなければならないことは、こういった中身のないパフォーマンスで血税を浪費することではなく、福島の人たちの健康を考え、東京都に、少なくとも子供たちだけでも避難させて、全ての面倒を見ることだ。
 
それをやらずして、何がサマータイムだ、何が節電アドバイザーだ、人を愚弄するにもほどがあるぞ、東京人め。