なんのための復興会議か

菅の肝いりで、大震災のための復興会議が創設された。
 
ところがである。
 
重要課題である、原発問題を外そうとしているらしい。
 
原発を止めたくないという思いからか、あえてふれないように、ということらしい。
 
あまりに子供じみた策謀に、呆れかえって、開いた口からよだれが滴り落ちそうである。
 
壊滅的な打撃を受けた地域の復興のために、最大限の努力をすることは当然のことであるが、その活動の妨げとなり、今後も、多大な悪影響を与え続けることが確実である福島原発の問題を含めないとは、あきれ果てた総理、そして、政府である。
 
哲学者の梅原猛さんは、首相の求めに応じて、この会議の特別顧問を引き受けたらしいが、かねてから原発の危険性に懸念を抱いていた梅原さんは、いくらご指名とはいえ、さすがに、この卑劣な扱いには不満を表明した。
 
菅、そしてその内閣は、ことの重大性や国民の思い、そして世界の国々が日本に要求していることを、少しも理解していない。
 
無能、無策なトップは、百害あって一利なし、である。
 
即刻、退陣して、指導力と決断力のある人物を総理に据えるべきだ。
 
小沢、でもいいのではないか、この際。
 
妙な潔癖性の多い日本人であるから小沢に抵抗があるなら、亀井静香でもいい。
 
民主党は、もう、ろくな人材がいないということが明らかであり、どうやってもこの重大局面を乗り切れる剛胆な人間が見あたらない。
 
自民党、然りである。
 
いっそ、名古屋の河村さんにでもお願いしたらどうか(冗談が過ぎたか)。
 
ともかく、菅をこのまま総理に据えておくのは、あまりに危険である。
 
そして、もうひとつ。
 
東京都の教育委員として都立高校改悪を強力に推進してきた、見るからに気色の悪い、内舘がなぜこの重要会議のメンバーなのか、サッパリ分からない。
 
脚本家と名乗っているが、あの者は、大相撲の横綱審議委員をやったり教育委員をやったり、一体何をして暮らしている者なのか。
 
どうも、委員が仕事のようで、委員と付くと、ノコノコ出張ってきて、嫌な感じである。
 
てっぺん野郎のお友達であるから、思想性は右か国粋だろう。
 
何で生計を立てているのか不明で、きちんとしたベースのない者を、やたらと重宝がって使うのは、真面目に働き、真っ当な生き方をしている大多数の国民を愚弄することである。
 
やることなすことメチャクチャである。
 
即時退陣を求める。