攘夷のため、外国の植民地にされないため、国体護持のため、といって常に国民に我慢を強要してきた体質は、為政者の骨の髄まで染みこんでいるらしい。
なんとも、手回しのいいことだ。
天災、それも想定を遙かに超える(つまり責任がないと言いたい)規模だったから、免責されるというようなことを早々に口にしていた東大系の御用学者は、いつの間にか、テレビに出なくなったな。
東大、ああ、国民のためのではなく、官僚組織、国体のために存在する大学。一般民衆は、それをテレビやマスゴミを通じて見せつけられても、平気でいるという、極めて特異な国民性。
それどころか、そこに入り込むことが教育の最大の目的とする東京都教育委員会のような怪物さえいる。
今回の危機に際して、東大が、いかに役に立たないか、普段頭を使わない国民や学歴大好き人間でも、一目瞭然だろう。
この国は、明治からさき、現在に至るまで、国民のために国家が存在したことがなく、未だに文明開化の時代なのだ。
多くの、搾取され続ける、一般国民の善意を、都合よく操作して、国家の怠慢を隠蔽しようとする広報活動だけは、止めてもらいたい。