節電

被災地では、いまだに停電で、寒くて暗い日々を送っている地域もあり、少しの停電はあるが、普通に生活できることを、申し訳なく思う。
 
東電が実施している、計画停電、の効果はどれくらいあるのだろうか。
 
確かに、地域単位で通電を止めたら、節電、になるとは思うが、東電が今後どの程度復旧できるかは不透明であることから、一時的なもの、という訳にはいかないだろう。
 
思い切って、時間帯による、電車の運休や大幅な本数の削減、などを行うのはどうだろうか。
 
電車は、確かに、昼間といえども、生活に必要な公共交通機関ではあるが、時間帯を決めれば、それに対応することは可能に思える。
 
テレビの放送は相当の電力を消費すると聞くし、それを見るためにテレビやその他の装置を使用することでさらに電力消費は増大する。
 
そこで提案であるが、テレビの放送を休止したらどうだろうか。
 
テレビ視聴に関連した電力消費が抑えられのではないか、という発想である。
 
一日中、ダラダラ、放送する必要が果たしてあるだろうか、逼迫しているときに。
 
情報源としての役割を損なわない配慮が必要であるが、それも、代替する手段が多数あるので、工夫次第だと思う。
 
朝、昼、夜、に各3時間くらいで十分ではなかろうか。
 
産業によっては、猛反対を受けそうだが、飲食関係、娯楽関係の施設は夜9か10時までの営業とするなど、以前にもオイルショックのときなどは、産業界も操業時間や営業時間の短縮、華美なネオンの消灯などで協力した実績がある。
 
電力を大量に消費する産業は、競うように消費するのではなく、同種の業界の中で、大口使用者間で配分を取り決めて、活動への影響を極力抑えたかたちで、節電するということは無理だろうか。
 
家庭での節電には限界があるし、あまりにガチガチにすると、生きにくくなり、高齢者など、弱い人に負担がかかることが心配である。
 
家で、ホッとできる余地を残すことが、長期化するであろう事態を乗り越えるためには必要に思う。