アジテーター

今朝、テレビをつけたら、田原とかいうテレビ司会者?が、なにやらがなり立てていた。
  
このところの民主党の、ゴタゴタを、菅のリーダーシップのなさが原因だ、と騒いでいた。
 
私は、この田原なる人物をジャーナリストとは認めていない。
 
以前書いたが、菅では無理なのである。
 
それが現実のものとなっただけであり、小沢問題を利用した、民主党つぶしに、いいように振り回されているのが、現在の菅なのだ。
 
自民党は、検察が主導した、とても正当とは言えない法手続に乗って進行している小沢問題を、ネガティブキャンペーンに利用する相変わらずの戦法を繰り広げ、予算成立という、国民生活に最も重要な案件さえも犠牲にしようとしている。
 
自民党などは、既得権益を守るための政党でしかないのだから、まともな政策を提示できず、小沢、小沢と騒がしいだけで、これだけの官僚専制型の利権政治を構築したことへの反省を口にすることが、全くない。
 
決して、自民党になど、政権を渡すわけにはいかないが、国民の25%はいるであろう自民党支持者は、民主党政権以前の、利権政治の復活をめざし、田原のような、やたらとがなり立てて、身勝手な議論の誘導をテレビを利用して行う人物を、重宝がっていることだろう。
 
テレビ局を支配下におく利権組織は、こういったアジテーターを使うことで、物事の本質をぼやかし、思想形成をすることによって、野党に転落した自民党が、ろくでもない政党であることを隠蔽しようと画策しているのだろう。
 
菅は、総理就任後すぐに、官僚政治を選択したのだから、国民の支持を得られるはずもなく、このところの選挙では敗北続きである。
 
多くの国民がなにを求めているか、それを理解しようとしない菅は、アジテーターが煽り立てる必要もなく、早々に退陣すべきである。
 
最近ふと思うのであるが、小沢を完全に潰したかったは、菅だったと。
 
それにつけ込んだのが、官僚と利権集団であり、菅は結果として、あちら側に完全に取り込まれてしまい、いいように利用され、気がつくと、自分の足下も危うくなってしまったのだろう。
 
あちら側の方が、社会運動上がりのポイと出の総理より、一枚も二枚も、上手だったということだ。
 
繰り返し言う、菅では、ハナから無理だったのだ。