北海道旅行6

いやー、ずいぶんと間が開いてしまいました。
 
北海道旅行(旭川周辺と富良野、今年の春です)の続きです。
 
富良野ワインのワイナリー(工場)から、さらに、立派な舗装の山道を登り、ふと振り返ると、富良野西岳がそそり立っていました。
 
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ピラミッド状にとんがって見えるんですね、この辺りからだと。
 
遠目にも、昨晩泊まった新富良野プリンスホテルが、森の中に突き出るようにして確認できました(写真には写ってません)。
 
しばらく登ると平坦になりましたが、そこからの眺めがまたすばらしく、富良野全域が、見渡せました。
 
山の斜面には、ブドウ畑が広がっていました。
 
さすがに、ここは、ワインの里、なんですね。
 
後ろでなにやら声がするの、振り返ると、高校生らしい女の子の2人連れが、自転車に2人乗り(いけませんぞ!)して、急な山道を登ってきました。
 
富良野市内の高校にでも通っている子たちでしょうか、それにしても、なぜ、こんな辺鄙なところに、自転車できたのかなあ、と不思議になりましたが、しばらく歩くと、その理由がわかりました。
 
少し下ったところ、ブドウ畑の中に、レンガ色の建物があり、どうもそこが富良野の最新の観光名所のようなのです。
 
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北海道土産で有名な、六花亭、がカンパーナ六花亭という施設を、こんな山の中に開設したようです。
 
先ほど富良野駅の観光案内所で、この辺りにあるようなことを教わっていたのですが、目の前に、真新しい建物が飛び込んできました。
 
カンパーナ六花亭は、レストラン(ジンギスカン料理)、ギャラリー(神々の遊ぶ庭)、. 喫茶室、鐘の塔、売店、などで構成されているようです、インターネットの案内によると。
 
先ほどの女子高校生も、ここが目当てだったんですね。それにしても、市内から山道を登り、ここまで2人乗りの自転車で来るとは、たいした根性です。
 
本来なら、中を覗くのでしょうが、時間がないので、遠景を眺めただけで、富良野駅へ戻ることにしました。
 
山道を引き返し、もう一度、ワイン工場を見学したことは、前回、記事にしたとおりです。
 
話が前後しましたが、見学後、山道をくだり、シブケウシ川を渡って、富良野市内へと急ぎました。
 
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途中、鉄道の踏切を渡りますが、もう一度、シャッターを切りました。
 
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こんどは富良野岳、十勝岳方面を背景にした写真です。
 
ずっと歩き通しだったのいささか疲れました。
 
駅前にたどり着き、一息入れてから、コインロッカーから旅支度を引き出し、バス停のベンチで旭川空港行きのバスを待ちました。
 
もう、時間的余裕がなかったので、富良野市内を見て歩くことは叶いませんでした。
 
ほどなくして、バスが到着し、あとは美瑛を経由して、一路空港へ向かうだけです。
 
途中、バスの車窓から、美瑛の高台に広がる、まことに北海道らしい風景を、楽しむことができました。
 
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きっとシーズンには、ラベンダーなどが咲き乱れ、見物なんでしょうね、牧草の緑も、眼にも鮮やかで、いい眺めですが。
 
斜面を開墾した急な畑で作業するのは大変だろうなあ、などと思いながら、北海道らしい景色バチバチ撮りまくりました。
 
ただし、バスのガラス越しなので、そのままでは青っぽい画像になるので、後で補正が必要です。
 
バスは、美瑛駅前を経由し、旭川空港へ到着しました。
 
空港では、いつものように、おみやげ物を購入しました。
 
主に、定番のお菓子の類(白い恋人花畑牧場の生キャラメルなど)と旭川ラーメンです、家に、1名、ラーメン好きがいるので。
 
搭乗開始前に、見学デッキで飛行機を眺めていたら、これから搭乗する、スカイマークのB737がやって来ました。
 
機種はウイングレットが特徴的な-800です(写真参照のこと)。
 
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羽田からの便のようですが、この後、乗客を降ろし、30分ほどで羽田に引き返すのです、乗務員は、さぞや、忙しいことでしょうね。
 
天気もよくて、窓側の座席だったので、景色を堪能できましたが、少々、雲が多かったですね。
 
それに、太陽の光をもろに受けていたので、あまりいい写真が撮れませんでした。
 
飛行機は、北海道の陸地から離れ、津軽海峡を渡り、津軽半島から東北の地に入りました。
 
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本州に入ると、雲が拡がってきたので、地形がよくわからず、がっかりなフライトになってしまいました。
 
そうそう、今回のフライトは、CAさんの1人が、メガネを着用していて、ビックリしました。
 
はじめて見ました、メガネのCAさん。
 
スカイマークですから、黒のポロシャツとパンツスタイルという、コストカットな出で立ちでしたが、ご多分に漏れず、お化粧だけはしっかりとしていました。
 
それにメガネですよ、なんとも、不思議な感じです。
 
メガネは破損する可能性があり、事故時に困るのでいけない、と聞いたことがありますが、それも、変な理屈ではありますね、コンタクトだって、同様の問題があるのですからね。
 
でも、メガネのCAさんも、なかなかいい感じですよ、普通のお店の定員さんみたいで、フレンドリーな感じというか…。
 
そうこうしている間に、陽は落ち、飛行機は高度を下げ、東北から関東平野に侵入しました。
 
高度が下がったので、夜景(いや夕景です)がよく見えて、きれいでしたね。
 
そして、無事、羽田空港タッチダウンです。
 
私は、飛行機好きなので、着陸して、誘導路を走行している辺りから、もう終わりが近いと思うと、とても寂しくなります。
 
もう少し搭乗していたい、そんな気分になります。
 
夜の羽田は、様々な色のライトがきらめき、まるで宝石箱のようです。
 
ああ、操縦席でこの夜景を拝みたかった、などと少年時代のあこがれの気持ちが、わき起こってくるのです、こんなときに。
 
飛行機は、しばらく地上を走行し、空港のはずれのようなところに停止しました。
 
これにて、この旅も、名残惜しいですが、終了です。
 
富良野は、登山をかねて、またいつか行くつもりです。
 
後日、北海道出身で、北大山岳部でならした方から、色々レクチャーを受け、再訪の気持ちが強まりました。
 
そんな収穫もあり、いい旅でしたね、今回は。