Nコン全国コンクール高等学校の部

昨日に続いて、高校の部も行ってしまいました。
 
いい天気でしたね、今日は。
 
代々木公園のNHKホールの周辺は、催し物のテントであふれかえっていました。
 
また改めてその見聞録は記事にしたいと思います。
 
で、Nコンですが、全国大会の高校生の部は、もう技術的にはどこの学校もすばらしく、あとは、それを普段通り出せるかとか、曲の解釈の問題、という主観的な要素が多いのではないかと思います。
 
好き嫌いもありますしね。
 
でも、今日の演奏で、一校だけ、特別な世界を見せてくれた学校がありました。
 
それは、以前から贔屓している、私のお気に入りの、安女(安積黎明)です。
 
安女が、金賞に輝きました、今回は。
 
課題曲の歌い出しから、おや、これは何か違うぞ、と感じました。
 
技術的なことを含めて、すべてが、調和していました。
 
絶妙なバランスで、余りに心地よかったので、眠くなってしまいました(笑)。
 
断然うまい、ということではなく、何か自分たちの世界を、無理なく、でも、きっちりと完成させているように感じました。
 
最近の演奏は、何か心に響かなかったのですが、今日の演奏は、本当に心地いい演奏で、女声の良さを遺憾なく引き出していました。
 
気になったことがあります。
 
女声のソプラノが出しゃばりすぎて、男声を押さえてしまったり、全体的な調和を乱す演奏が目立ちました。
 
緊張と興奮で、そして会場も広いので、ソプラノを鳴らしすぎてしまったのでしょうか?
 
言い過ぎになってしまうかもしれませんが、ソプラノが出しゃばる演奏には、何かヒステリックな印象を持ちました。
 
それに負けずと、男声も、不要に大声を上げて、絶叫で終わってしまった学校がありました。
 
ど素人が勝手なことを書き並べていますが、私の個人的な印象と、受賞校は完全に一致していました。
 
専門家の方々も、似たような印象を持ったのではないかと、無邪気で勝手な解釈をしています。
 
豊島岡女子が、私のこれまでの印象とは、全く違った演奏を披露してくれたことに、ビックリしました。
 
何かあったんでしょうか?はつらつとした、すばらしい演奏でした。
 
杉並学院が連覇すると感じたのですが、いわゆる合唱らしい合唱(変な表現ですね、すいません、素人なもので)が、最終的に選ばれたという印象です(印象ばっかりですね、笑)。
 
コンクールの結果は、賞を取りに獲りに行った学校と、自分たちの世界を演奏で素直に表現した学校の差、だったのではないかと感じました。
 
最後に、みなさん、すばらしい演奏、ありがとうございました。
 
お陰で、心豊かになれました、この三連休は。