久しぶりに、山を歩きました。
なぜかというと、低山だからです。
それと、麓まで、バスで行けるからです。
家族連れで、気軽に登れる山です。
実際、小さな子供(幼稚園くらい)をつれた、家族に、よく出会いました。
ちびっ子が、元気に、ときに、疲れた!と文句を言いながら、がんばって登っていました。
それと、犬連れが多かったですね。
麓のバス停から、大人の足で、1時間弱くらいで、頂上に立てるので、ゆっくり歩けば、子供でも大丈夫です。
私、実は、初めです、この山。
この山から見渡せる、丹沢、奥多摩、高尾などは、昔、登ったのですが、この観光地然とした山には、登りたい、という衝動を持つことはありませんでした。
以前、相模川沿いを歩いたとき、小倉橋方面にある、ドーム型というか、おわん形をした城山を目にして、面白そうだなあ、登ってみたいなあ、と思いました。
5月の末から、7月にかけては、超過密スケジュールで、教育業務が目白押しなため、少し余裕のある今のうち、と考え、即実行に移しました。
バスで登山口までいき、すぐに登り始めました。
急坂のコースを選んだので、結構、汗かきました。
沢山コースのある山ですが、今回登りに選んだコースは、きつめで、あまり人気がないようなので、誰とも行き会うことがありませんでした。
山の一部ですが、独り占めでしたね、静かでよかったです。
と、言っても、住宅地が山の麓に広がっていて、すぐそばにある高校で、野球の試合をしていて(たぶん)、バッター、誰々君というアナウンスが、山の上の方まで聞こえました。
まあ、そんな感じの山です。
30分くらいは、急な登り道で、絶対に下りに使いたくないなあ、と思いました。
ちょっと横にこけたら、転落しそうな、やせた尾根道でしたからね。
低山といって、危険な箇所は必ずあるので、油断大敵です。
ひとつ目のピークにたどり着き、上着を脱ぎ、給水して、一息入れました。
あとは、頂上まで、きついところはありません。
しばらく登り、頂上についたのですが、遺跡の発掘調査中ということで、ブルーシートで地面が覆われ、囲いがしてあり、興ざめでした。
展望も、ほとんど利かないので、がっかりです。
久しぶりに山道を歩いたので、アドレナリンが沢山出たらしく、無性に歩きたくなり、ともかく、山を取り巻くようにつけられた山道を、一通り歩いてみよう、と思い立ちました。
まずは、山頂の少し下を、一周するコースを歩き、それから、登山口近くまで下る、大きく山を回るコースも歩きました。
道がいろいろなところで交差しているので、何度も同じところを通過しましたし、同じ人と二度すれ違う、ということがありました。
変な人、と思われたかもしれませんね。
いやー、最後の方は、さすがに、ひざかガクガクでしたよ。
でも、歩きたい、という情熱は、いささかも衰えませんでしたね、近くの別の人工湖まで行こうか、と考えたくらいですから。
さすがに、ひざが痛くなったので、麓近くにある森林公園まで下降し、一休みしました。
森のステージといって、スギやヒバの大木に囲まれた、木製の、階段状になった、広いステージがあり、とても気持ちよさそうだったの、そこの床兼イスに横になって、1時間ほど、昼寝しました。
オカリナを吹いている女性がひとりいて、その音色が、ちょうど子守歌になりました。
森とオカリナ、ピッタリな組み合わせでした。
昼寝後、しばらく歩き、ダムサイトに出て、資料館をのぞいたり、ダム湖のそばの公園をしばらくうろついてから、家路につきました。
昔の感覚が呼び起こされた気がしましたね、歩くことで、スッキリするという。
今日は、気持ちよく眠れそうです。