相変わらずのタレント候補者

自民党参議院選挙の候補者として、三原じゅん子、というタレントが名乗りを上げた。
 
身内の介護、ガンの発病、の経験などから、東京の三鷹に、介護施設を立ち上げたらしい。
 
うまくいっているのかは、不明。
 
そして、社会保障や介護の問題に興味を持ち、理想の実現のために自民党から出馬することにしたらしい。
 
この人、日本の社会保障が、自民党によって、というか、コイズミという冷血漢によって、滅茶苦茶にされたことを果たして理解しているのだろうか。
 
チャラチャラしているくせに、野心があるからといって、社会保障を切り捨てるだけ切り捨ててきた、自民党にすり寄るとは、一体どういう了見なのであろうか。
 
この人、日本の社会問題を、本当に理解しているのだろうか。
 
野田聖子という、自民党パフォーマーに心酔しているようだが、彼女のように、野心だけ大きく、いつまでも、あたりをキョロキョロして、のし上がるチャンスをうかがっているような、マルチ商法賛美者の、どこがいいのか、私には皆目見当が付かない。
 
三原じゅん子の話に戻すが、彼女の国政認識の甘さ、いや無知、無関心さが、自民党議員の体質であって、利権を代表することのみに、その勢力の大半を使ってきた結果、自民党が50年かけて構築した政官財の利権癒着構造に、心ある国民が、ノーを突きつけたということを、このタレントさんは、分かっているのだろうか。
 
状況分析能力や国民の要求、希望を全く理解しない人物が、自民党の大物にくっついて、身勝手な理屈を振り回し、政治にノコノコ出てくることが許されるのだろうか。
 
介護をやってます、といっても、彼女が現場で日常的に勤務している訳じゃないだろうに、経営者としての感覚だけで、支配者視点でものを考えられても困るのだ。
 
この高いところから(経営者の感覚)、一般民衆を睥睨する官僚政治に、国民は辟易していることを、このタレントさんは、分かっているのだろうか。
 
自民党は、なぜ、支持されないのか、全く反省の徴候なしであり、いくらタレントを担ぎ出しても、もう焼け石に水、終了といったところだろう。
 
民主党も、へんてこなタレント、格闘家など、得体の知れない、政治家の権勢だけに興味があるような人物に色目を使うのは、政治を下品にするから、やめにすべきだろう。