検察と警察が現政権の敵であることはハッキリした

国家公安委員長の中井さんが、女性問題で週刊誌沙汰になっている。
 
産経新聞も、熱心に報道しているが、この新聞に関しては、民主党を、異常なまでに敵視しているので、当然であろう。
 
中井さんは、独身で、独り身の気軽さか、お付き合いしてる女性がいて、その女性とのツーショットを盗み撮りされた上に、議員宿舎に連れ込んだ?とおもしろおかしく書き散らかされている。
 
ゴシップ好きの、暇なおばさんが食いつきそうな話題である。
 
反民主主義、反民主党勢力(日本の事実上の権力者)の戦略は、ハッキリした。
 
カネと女で、民主党を追いつめようと決めたらしい。
 
問題の中井さんであるが、その女性が囮じゃないことを祈るが、お年とはいえ、恋愛は自由であり、節度ある(地位を毀損しない程度)行動であれば、何の問題もない、と私は考える。
 
週刊誌や新聞は、創作しても、売れる記事を書くだろうし、所詮、商業マスコミである、カネとその支配者の意図に沿った記事を書き散らかすだろう。
 
政権交代したといっても、50年以上の歴史がある旧体制である。いや、明治期にすでに始まっているから、とんでもない歴史である、そう簡単に引き下がるはずもない。
 
今回の報道をみても、この種の個人的なことは、警護を担当している警察などは、当然のことながら把握しているはずだし、いくらSPを付けさせなかった、などと記事に書いても、この手の最重要人物の行動は、常に監視下にあるはずである。
 
ということは、ニュースソースは、そのあたりだろう、という結論に達するが、いかがか。
 
それにしても、中井さんの行動を、四六時中監視していなければ書けない記事ばかりであり、この前の小沢問題の時と同様、断片的な事実?を適当につなぎ合わせて、真実のごとく報道する、あるいは、捜査・逮捕する、といったことを堂々と出来ることに、いかに、現政権が警察や検察を掌握していないかが、よく分かる。
 
旧政権によって任命された高級官僚たちである、そう簡単に言うことを聞くはずもない。
 
私だったら、トップとその一派は、全員左遷かクビにする、邪魔をするに決まっているから。
 
フランスのミッテラン大統領は、中井氏も及ばないほどのプレイボーイだったが、職務には忠実だったし、国民も、そのことをおもしろおかしく揶揄したり、問題視しなかったと聞く。
 
文化の違いといえば簡単であるが、日本人は、基本的には、性に直結する事柄が、大好きなのだと思う。
 
その証拠に、おじさんの恋愛には手厳しい批判をするが、巷に氾濫する幼児ポルノや売春を撲滅すべく、産経新聞や週刊誌は追跡調査をし、張り込んで証拠写真を撮ったりするだろうか。
 
一切しないだろう。
 
もう、この時点で、これら商業マスゴミは、私の考えでは、最低である。立場云々ではない、子供も国家公安委員長も、同格である。
 
日本人の性に対する甘さと興味を逆手にとって、今回の中井さんの女性問題を、まさに、問題化して、民主党を揺さぶろうとしたことは、誰でも容易に分かることである。
 
汚らしいイメージを植え付けることが、政治家として一番ダメージが大きいことを、上手に使っている。
 
どうにもならないほど、低俗な連中ではあるが、こんな連中が明治期以来、日本を牛耳ってきたのである。
 
以前、このブログにも書いたが、このキャンペーンは、今後も繰り返されるだろう、現に、小林議員の献金問題が出てきたと思ったら、間髪を入れず、中井さんの女性問題である。
 
たぶん、警察と検察が敵の味方をしているので、いくらでも、情報がとれるため、敵は、次から次へと、スキャンダルをねつ造してくるだろう。
 
民主党政権誕生からすぐに、カネと政治、を問題化しようと、必死になっているし、そんな報道を聞かない日はない。
 
悪い情報を、繰り返し与え続け、マインドコントロールする、これが敵の作戦であることは、明白である。
 
さて、民主主義を実現したいなら、強権を持って、障害を取り除くべきだが、それをやらず、放置しているところをみると、どうも、政界の再編成が、そう遠くない未来に必ずありそうな気配である。
 
そのときは、自民党政治に逆戻りする公算大、と私は予想している。