五歳の男の子が、餓死した。
親が、食事を与えず、育児放棄した結果である。
夫婦仲が悪くなり、その腹いせに、子供を犠牲にしたのだ。
身長80センチで、体重が、普通の子供の三分の一しかなかった。
これは、明らかに殺人ではないのか?
この鬼畜2匹は、5~6年、刑期を勤めれば、娑婆に出て、のうのうと後の人生を生きるのだ。
進学指導重点校だとか、都立中高一貫校だ、やれ夜スペだ、とイシハラ萬世の、東京都のバカ親は、格差社会の実現の先兵として、公教育を舞台に、子供をいじくり回しているが、その一方で、この鬼畜の所業である、幼児虐待は、増加の一途をたどっているのだ。
日本社会は、狂っている。
学力の増進には熱心であるが、子供の命を守ったり、弱者を助ける、と言った人間として当然の行為には、驚くべきほど無関心である。
日本社会は、コイズミ以後、急速に人間としての心を失った。
自分の言葉に陶酔する指導者が連呼する、友愛、がこの幼子の死の前では、絵空事でしかなく、逆に、怒りをおぼえる。
この国は、相も変わらず、命の価値が低い。
だから、明治期の戦争や太平洋戦争(大東亜戦争か)を平気で実行できたのだろう。
恐ろしい国民性といえる。
絶望感、無力感に襲われ、心が砕けそうになるが、鬼畜と、無責任な社会の犠牲になって亡くなった男の子の冥福を祈りたい。