犬猫よりクジラ?

中国といえば、犬や猫を食べる、という習慣が残っていると聞く。

このほど、犬猫肉の食用を禁止する法律が実施されるらしいので、やはり、いまだに、この食習慣は健在なのであろう、一部では。

そこで、はたと気が付いた。

あれだけクジラに肩入れする白人たちが、なぜ、犬猫を食用にするという中国の食習慣に対して、まったく無批判なのであろう。

白人社会では、犬や猫を、古くから飼育繁殖し、愛でるという習慣が定着しており、熱心なブリーダーが沢山いる。

日本でも、経済的に豊かになるにつれて、血統書付きの犬や猫が、輸入され、繁殖も行われて、ペットとして、広く一般にも普及するようになった。

犬猫との密着度が高い白人国家、とくにオーストラリアなどでは、犬は大事にされていると聞くが、なぜ、オーストラリア人とその政府、ついでに、マスゴミは、中国のこの食習慣を非難しないのであろうか。

中国は戦勝国であり、アメリカやオーストラリアなど、白人国家にとって、魅力ある市場であることが、大いに関係してるのではないか、と勘ぐってしまう。

一般の日本人にとっては、犬猫を食べるなどという食習慣は、残酷に思えるが、どうも、白人にとっては、クジラを食べることの方が、よほど動物愛護を冒涜する行為らしい。

日本人の私にとっては、一部白人のクジラ偏愛は、まったく理解できないものであり、適切な配慮のもとに商業捕鯨をすることは、何の問題もないと考える。

ただし、私は、クジラ肉の需要がないなら、捕鯨をする意味はない、という立場ではある。

捕鯨を取り巻く環境には、クジラを政治の道具として利用しようとする、嫌らしい思惑が見え隠れする。