孫は自分の子供より可愛い

Yahooニュースを眺めていたら、関西の医者が、違法に、新型インフルのワクチンを、資格のない孫に接種したらしい。

私は、医者の中には、当然、こっそり家族や子供に打つ者がいるだろう、と当初から考えていた。

医者だって人間だから、そこらのガキより、自分の孫、それも有名小学校受験が迫っている可愛い孫がインフルにかかってはいけない、と思う心情は理解できる。

心情は理解できるが、それを肯定しているわけではない。

本来接種すべき人を差し置いて(少し意地悪な表現)、孫に打つことは、その人間の医者としての資質によるわけで、止めようがないだろう。

今回は、タレコミで、この医師の違法行為が明らかにされたと思われるが、言い方はよくないが、こっそりやれば、ばれそうにないのに、監視の目が厳しいことに、驚かされた。

今回の新型インフルに対しては、過剰反応があるように、私は感じている。

最近は、内部告発により悪事が暴かれることが多くなったが、内部告発者の保護は、果たしてどうなっているのだろうか。

内部告発の多くは、告発者は、その時点で、所属機関から外部に出ていることも多く、やはり、その組織に留まるのは難しいのだろう。

今回の孫かわいさの出来心的違法行為を、全ての医者に当てはめることがないように願いたい。

医療は、生身の人間がやっているということを認識させられるニュースであった。