沖縄編です。
台風20号が近づく沖縄でしたが、国際通りは、一度見ておかなければならないと思い、時たま激しく降る雨の中、夜の街へと出かけました。
と言っても、宜野湾市からの帰り、市庁舎前で、路線バスを降りて、そのまま、国際通りへと、向かっただけです。
時間は、7時前だったでしょうか、雨は降ったりやんだりで、ほんと、気まぐれな天気でした。
土産物屋が軒を並べる風情は、独特なものがありましたが(写真参照)、土産物自体には、全く興味がなかったので、何か面白いものがないかなあ、とキョロキョロしながら、歩いていました。
とにかく、修学旅行の高校生が多く、どこに行っても、目に付きました。
修学旅行シーズンだったんですね。
このところ、よくおみやげに買う、ご当地キューピーを何体か購入しました。
ゴーヤに埋まっているやつ2種類、パイナップルの着ぐるみのやつ2種類、合計4体買いました。
ご当地キューピーは、たくさん種類があり、また、メーカーによって、微妙に大きさが違っていたりして、観光が盛んな沖縄ならではでしょうか、土産物屋ごとに、特注?のキューピーがあり、結構楽しめました。
ほてほてと、歩いていると、泡盛の専門店の前にたどり着きました。
私、ほとんど酒を飲まないので、さほど興味がわきませんでしたが、古酒は、深い味わいらしいですね。
で、通りに面した泡盛専門店のディスプレーをよく見ると、ガラスの容器に入った、奇っ怪なものが目にとまりました。
近づいてよく見ると、私の大嫌いな、ヘビ、それも、猛毒で有名なハブが、酒漬けになったものでした。
こんな下手物、誰が買うのかしらん、と思いましたが、とりあえず、写真だけは撮りました(写真参照)。
そして、もう一度、そばによって、じっくりその不気味な様子に目をこらしていると、とんでもないことに気が付きました。
なんと、ハブ酒は、とんでもなく高価なのです。
写真を見ていただければ分かりますが、3~7万円ですよ。
びっくりしました、ハブ酒が、こんな高級酒であること、いまの今まで、知りませんでした。
だいたい、ハブのエキス?を呑むなんて、気色悪いこと、絶対に出来ません。
ハブ毒は、強烈なタンパク質分解酵素(プロテアーゼね)を含むので、咬まれた部位の筋肉が速やかに分解され、それはもう、ひどい有様です。
広範に分解された筋肉タンパクは再生することはかないませんから、壊された部位は、結合組織で埋められるだけで、傷跡もきれいに治らないと思います。
いろいろなものを酒漬けにして、そのエキスを味わいますが、マムシとか、ハブの類は、どうも、生理的に受け付けません。
アルコール漬けになっていても、今にも動き出しそうで、怖い、怖い。
これって、どんな人が買うのでしょうか。
たぶん、すごい精力の持ち主なんでしょうね、買う人は。
記事を書き終わって気が付いたのですが、ハブ入りハブ酒、って面白い表現ですよね。
当たり前じゃないか、と考えてしまうのですが、この場合は、完全なハブが、丸ごと入っている、と言う意味なんでしょうね。
ということは、ハブ入らないハブ酒もあるんでしょうね、きっと。