報道される民主主義の現場

鳩山総理、菅直人副総理の、献金疑惑が、取りざたされている。

必要なことは、キッチリ調べて、対処すべきだが…、結局、政治とは、きれいなものじゃない、ということだろう。

先の政権政党だった自民党など、森田某のように、悪事を平然と行い、あまつさえ、どこかの県知事におさまって、涼しい顔をしている者もいる。

あの厚顔無恥な顔がテレビに登場するたびに、虫ずが走る。

商業マスコミや、官僚、警察、検察の中の、既得権者は、現政権に不都合な情報を、意図的にもらして、揺さぶりをかけ続けるだろう。

まあ、いつの世も、こんな泥仕合の繰り返しだろうから、とくに、感想はないが、まさか、税金を自分の選挙資金に流用するなんてことはないだろう、なんて決して思えないから、やっかいだ。

だいたい、自分の選挙区に、いらない道路や橋、新幹線、そして、大赤字の空港など、箱ものを、強引に持って行ったこと自体、税金の私的流用といってしまうのは酷だが、地元選挙民対策的な色合いが濃い。

既得権の死守行為が続くようでは、民主主義の実現は遠いし、武家の時代から構築された、既得権まみれの社会を打破し、革命を起こす、なんてことは叶わないだろう。

冷静になって考えて欲しい、既得権を守り続けてきた、そして、それをコイズミやタカナカがさらに加速したことが、この社会不安を生んだことを。

ともかく、民主党のやっている作業は、自民党公明党では絶対に不可能であった、民主化への大きな第一歩であると、私は、評価している。

民主主義社会の有り様とはどういうものか、日本国民は、いま、リアルタイムで、それを見ることができるようななったことに、どれだけ気がついているのだろうか。