飛行機に乗りたい!

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このところ、とても飛行機に乗りたいです。

それと関係しているのかもしれませんが、最近、気になることがあります。

昔のテレビドラマです。

桜木健一が主演した、虹のエアポート、という航空ものです。

全日空が導入したばかりのロッキードL1011(上の写真参照)が、もう一人の主役でした。

そうです、ロッキード事件のトライスター(L1011)です。

総理大臣経験者(田中角栄)が逮捕、起訴されるという、大事件でしたね。

ドラマの内容は、よくある航空ものです。

若いパイロットの成長過程を、恋愛なんかを絡めて描く、という青春ものです。

記憶がいささか曖昧なのですが、当時の全日空の主立った航空機が登場していたと思います。

YS-11も、モヒカン塗装で出演?し、ウルトラセブンをやった男優さん(森田某)が、機長役でした。

実際の航空業務を紹介するような場面もあり、飛行機好きの私としては、興味深かったです。

私、L1011という飛行機、何となく好きなんです。

軍用機ではトップメーカーだったロッキードが、もてる技術を惜しみなく注ぎ込んで作った、初めてのジェット旅客機が、3発エンジンのL1011でした。

航法装置、自動操縦装置などは、当時、軍用機の一部にしか搭載されていないような高性能な物を奮発したようです。

離陸から着陸まで、悪天候でも完全自動操縦が可能という、ハイテク機でした。

それだけ、ロッキードとしては、気合いが入っていたんでしょうね。

それが空回りして、強引な売り込み戦略をとってしまったのかもしれませんね(私の勝手な想像)。

同じコンセプトのDC-10は、生き延びて、いまでもアメリカ空軍の空中給油機(KC10)として、あるいは民間の貨物機として活躍していますが、DC-10より出来が良かったという評価のL1011は、ごく一部を除き、ほとんどがスクラップになったようですね。

L1011の、飛行中の勇姿をもう一度観てみたいです、オープニングも、確かL1011の空撮を使っていたように記憶してます。

なぜか、あまり再放送されませんでしたね、事件の影響でしょうか?

一度、札幌に、学会出張したとき、L1011に当たりましたが、本来は、ジャンボだったらしいです、横に座っていた、全日空の職員の人の会話で分かったのですが。

その職員の方は、L1011は、室内が燃料くさいから嫌だなあ、と同僚の方と話していました。

そういえば、少し排気のにおいがするかな、とは思いましたが、暗示にかけられただけかもしれませんね。

ジャンボなんかは、排気の臭いは、全然しません。

空気の取り入れ方式によっては、ジェットエンジンを利用するので、排気が混入する場合もあるようですね。

L1011は、日本では、ANAしか採用しませんでしたが、ANAのL1011は、重大な人身事故を起こさなかった、つまり、墜落などの大事故がなかったと記憶しています。

ドラマ自体に興味がある訳じゃないので、話も、だんだん飛行機自体に傾いてきました(笑)。



スチュワーデス(昔はこう言いましたね)ものもありましたね。

初代?アテンションプリーズなんか、私が小学校の高学年の頃、放映されていました。

同級生の女子は、こぞってみていたようでした。

あのCAの制服、当時はかっこよく見えましたが、今では、野暮ったく感じます、私は。

あのドラマには、私が一番好きな旅客機、DC-8-62(上のイラスト参照)が、国際線の場面で登場していました。

イラストは、いつも参考にさせてもらっているレインボーさんのサイトから転載しました。イラストのDC-8-62は、JAL導入時の塗装です。

当時、民間旅客機としては、最長の航続距離を誇る、国際線の花形だったのです。

ドラマのオープニングも、アテンションプリーズというタイトとDC-8で始まっていましたね。

まだジャンボがJALに導入されたばかりで、DC-8が国際線の主力だった頃です。

当時の鶴丸の塗装は、DC-8によく似合っていました。

私が時たま訪問するnag's galleryというサイトがありますが、DC-8を初めとして、すばらしい飛行機のイラストがたくさん鑑賞できます。

ほんとうは、転載したいのですが、禁止されており、残念です、とても。

写真より、nagさんのイラストの方が、ずっと迫力があり、特徴を的確に表現しているように思います。

それはnagさんの思い入れの強さと、イラストの才能がなせる技でしょう。

興味ある方は、ぜひ、一度訪問してみてください。



飛行機ものといえば、よく話題になるのは、白い滑走路、でしょう。

亡くなった田宮二郎が、JALのジャンボ(B747-100、ビンテージとか呼ばれていますね、現在では)の機長に扮するドラマでしたが、ジャンルとして大人向けでしたね。

田宮二郎の制服姿は、どの俳優さんより、本物のパイロットより、きまっていましたね、惚れ惚れします。

彼ほど、パイロットの制服が似合う人はいないですね。

外科医より、断然、はまっていました、パイロットの方が。

ドラマの内容はともかくとして、オープニングシーンの、フラップ20、ギヤダウンのコール(オーダー)は、いまでも頭にこびりついています。

空港も目の前で、フラップも全開に近い位置で、いよいよ足を出す、というパイロットが一番緊張する時間帯を、オープニングに使っています。

心憎い演出ですね。

Youtubeで検索してみると、白い滑走路の、エンジン始動から、離陸までのシークエンスがありました。

シュミレーターで撮影したと思いますが、田宮さんは、なりきってましたね。

あのB747-100では、航空機関士が乗務していて、メカを統括していましたが、コックピットクルー3人が、息を合わせて、飛行機を動かしている様子が、ドラマからよく分かりました。

JALANAも、ビンテージジャンボがつい最近、全機退役したので、航空機関士という職種は消滅してしまいましたね。

現在の、2名乗務が基本の、グラスコクピット化された飛行機とは違い、当時は、マニュアル操作が多いですね、計器もアナログで、カシャカシャと数値が変わるたびに音が聞こえてきそうです。

離陸シーンでは、現在のB747-400が、スロットルレバーの操作も、自動でやるのですが、ドラマのジャンボでは、確実な操作を期して、航空機関士が田宮さんが押し込むスロットルレバーを、後ろからサポートするように手を添えています。

あの共同作業というか、乗務員同士のの呼吸って、かっこいいですね。

私もやりたかった、なりたかったと、この歳になっても思うのです、ほんとうに。