自民党からは、逮捕者を出さないと、司法の私物化を口外したはばからなかった現政権だが、西松建設二階ルートに関連して、二階氏の秘書の不起訴が、検察審査会で、不当とされた。
今後、この案件に関しては、目が離せないが、小沢氏の秘書を、あれだけ意図的に追い込んだ検察が、どう動くか、国民は、厳しい目で、その動向を見極める必要がある。
東京地検特捜部、名前はかっこいいが、現状は、自民党の私的捜査機関に成り下がっている。法治国家を標榜する日本にも、こんな理不尽が、堂々とまかり通るのだから、あきれかえってしまう。
いかに、自民党政権が、日本を私物化しているかを象徴するできごとだろう。
特捜部の中心人物の名前（偏向捜査で有名な人物、黒幕にとっては使えるやつ）はあがってきているのだが、この人物、今後、司法の中で、まともに活動できるのだろうか？
できるとすれば、日本の司法とは、本当に底の浅い、植民地程度の司法センスしかない、ということになるだろう。
本当に、はずかしい国家である、こんな非常識がまかり通るのだから。国際社会からは、あきれられていることを、どれだけの国民が理解しているだろうか。
国民生活を犠牲にした郵政選挙で、自民党に票を入れた人たちは、今度は、少しは頭を使っていただきたい。
こんなはずかしい状況ではあるが、明治維新後、何一つ変わらないと思えば、納得もいく。
まともな民主主義は、一度たりとも、実現したことがないのが、日本という、民主主義後進国、未だに文明開化途中の国なのかもしれない。
いつぞやも書いたが、武家の思惑が、いまだにこの国を支配し、それにぶら下がる頭を使わない民衆、という図式が、延々と続いているように思えるのだ、私は。
