入学定員の、1割くらいを増やしたが、私は、これによって、医者不足?が解消されるはずがない、と断言できる。
ただ、医学部進学者の多さを自慢している、ごく限られた進学校が、この増加分を吸収して終わるだけだと考える。
そして、地域医療に携わる意志のある者の入学が増えるわけではないので、結果、何時までたっても、過疎地の医療、医師不足は解消されることはない。
桝添なる人物が厚生労働大臣になってから、この手の、一時的な、パフォーマンスまがいの政策が多くなったように思える。
受験勉強型の教育に適応した子供が、みな医者の適性があるとはとても考えられない。
進学重視の学校からの、医学部進学者が多い理由の1つには、医者、歯科医の子供が多いということも関係している。
つまり、跡継ぎ候補なのだ。
有名進学校の先生方にお願いしたい。
真に医者の適性のある子供に医学部をすすめていただきたい。
自学の優越性の宣伝の道具に、医学部進学者を使っていただきたくない。
そして、救いようのない受験教育界。
医学部進学を、煽り、学校の優劣判定にそれを用い、教育を崩壊させ、適性のない、人間に興味がなく、奉仕の精神のかけらもない人間を医学部に押し込むことに、なんの反省もない、極めて商業主義的なエセ教育者たち。
頭がいい(現教育制度と評価方法にすこぶる適応している)ことの証明に、医学部を選択させることを、即刻やめて欲しい。
ひとの命がかかっているのだから。