教育と研究のバランス

連休明けから、一気に忙しくなりました。

講義予定が目白押し?状態です。

ある曜日なんかは、非常勤2コマをこなして、本務校にとって返して、大学院の講義を2コマ、という予定になってます。

5月から6月にかけては、実験のペースが落ちそうです。

大事な実験が控えているのですが、大学教員は、研究と教育のバランスをとることも要求されるので、仕方ないですね。

そういえば、有力大学では、研究を中心にできるところもあるので、業績の蓄積が可能で、よって、将来、アカデミックポストを得やすいというところもあります。

有力大学の何とか研究所とか、センターという名称がついているところでは、教育の義務は、少ないところもあり、俄然有利といえます、業績面では。

私が大学院生の頃、所属していた研究室の、教育に関する義務は、ほとんどなかったように思えます。

年から年中、教員は研究室にいて、室員を叱咤激励していましたからね(笑)、出張のとき以外は。

教員の海外出張が多い研究室だったので、そんなときは、ホッとしましたね。

その代わり、業績は増えるので、比較的アカデミックポストを得ることは容易だったように思えます、当時は、ですが。

最近は、教員数を削減して、教育の義務を増やす傾向にあります。

そうなると、教育に振り回され、落ち着いて研究できなくて、昇進のとき業績が足りない、なんてことになりかねません。

もしかすると、業績主義をたてにとって、教員採用を推し進めたなら、大学の教員は、ごく少数の有力大学と、その関連の研究機関の出身者でしめられてしまうかもしれません。

それが、文科省の狙い?かもしれないなあ、なんて、思う今日この頃です。