無責任な大人たち

松本聖香ちゃん(9歳)が殺された件ですが、近所の人たちも、さんざん、虐待がある、と申し立てをしているのに、強制力を持って、対応できる機関が、全く動かなかったことに、あきれ果てています。

学校の担任は、勇気がないなら、なぜ、警察や児童相談所に通報しなかったのでしょうか。

親が子供に会わせない、というのは、児童虐待の決定的な徴候ではありませんか。

こんな明白な現象があっても、ことなかれ主義で目をつぶるなら、日本の社会は、もはや崩壊しています。

子供110番なんて、個人の資質に依存するような組織に申し立てしても、まじめにやるかどうかなど、分かったものではありません。

警察に通告したの、しないの、と責任のなすりあいを始めていますが、地域に、まともな大人が一人でもいたら、聖香ちゃんは死なないで、保護されていたでしょう。

以前からブログで書いていますが、地域を大切にして、みんなで子供を守る、あるいは、子供を育てるという考え方が希薄になっていることが、こんな痛ましい殺人事件を引き起こしてしまうのです。

たぶん、この殺人に係わった鬼畜3人は、大した刑罰にも問われないでしょう。

それが、今の日本の現実です。

何が少子高齢化対策ですか、大体、現政権にそれを担当できる資質と経験のある者が、1人としていないじゃないですか。

近くで工事していたひとでさえ、あまりの異常さに、申し立てをしたくらい、ひどい状況だったようです。

私は、この件は、明らかに、計画殺人だと考えます。

それと、離婚した親が、きちんと子供を育てられるか、公的機関が介入する時期に来ているように感じます。

ヘンテコな経済政策と、公的資金の誤った使い方がこのまま続けば、社会がすさみ、今回のような事案がさらに増えるように思えるのです。

せめて、無抵抗な子供が、殺されない社会であるべきです。