官僚養成校

官僚の、暴走ぶりが、次々と明らかになっているのは、なぜだろう。

自民党の弱体化が原因かもしれません。

都合の悪いことは、徹底的に国民に隠し、二枚舌を使っていたのが、昨今の政治情勢の急展開から、それもやりにくくなったということかもしれません。

それにしても、国民の気づかないうちに、色々な悪事を思いつくものですね。

一般民衆へ思いを巡らせることができない、富裕層出身で、自己研鑽を怠ったものが、政治家や官僚になることが、これ以上続いたら、この国は滅びます。

自己研鑽とは、受験勉強をして超難関大学に入ることでないということは、このブログに来てくれる方々には十分にご理解いただけることと思います。

政治家の資質は、やはり多くを経験することのように思われます。

ですから、現行の議員がやっているように、先ずは、地域の政治活動から始めて、ステップアップすると云うことが、自然で合理的に思われます。

願わくば、その過程に、党なり、何らかの組織が介在して、不足分をサポートする体制が必要です。

党所属の人は、それなりのサポートが受けられるでしょうが、無党派の人は、皆さん、どうしているんでしょうか。

それにしても、問題は、官僚です。

官僚に国政を丸投げするしかなかった、無能な政権与党政治家は、もう必要ありません。

利権団体の代弁者でしかない彼等には、とっとと、辞職していただきたい。

その上で、行政を円滑にするための専門家としての、官僚の存在をどうするのか、次期政権政党は、十分な議論の上で、明確な指針を示していただきたい。

私は、官僚組織維持のための官僚という現行を改め、真に国民の暮らしを考える行政を実現するために、一身を捧げて働く官僚が必要だと、思うのです。

そのためには、官僚養成に特化した学校を創設し、歪んだ考えが刷り込まれない環境で、官僚を養成する必要があると考えます。

当然、彼等には、厳しい自制心と、責任感を要求します。

現状は、国民のことを考える、という最も基本的なことを教育し、たたき込むところが一切ありません。

その見返りとして、彼等には、行政官としての、十分な報酬と社会的地位が約束されます。

高給を払ってもいいと思います。

都心の一等地に、宿舎があってもいいと思います。

その代わり、身を粉にして働いてもらいます。

そして、定年退職後は、その働きに報いるために、真の恩給を用意すべきと考えます。

現行のように、自分たちがお手盛りで、天下り先をつくり、そこにお金を流して、利益を得る、などという下品で破廉恥な行動は、自分たちがそれだけのことをしたのに、報酬が少ないという思いの裏返しかもしれません。

中には、それに値する方もいると思いますが、堂々と、自分たちのためにやる、と身内の懇談会で発言する事務次官がいたりするのも、事実ですから、そんな浅ましいことをしなくてもいいように、職務内容に見合った優遇をすべきと考えます。

現行の、現場から始める官僚養成?では、有能な人材も、腐ってしまいます。

どこかに隔離して、徹底的に鍛えることが必要です。

そして、実社会での生活経験を要求することも必要です。

小学生の頃から、一生懸命に勉強し、超難関大学に入学し、数年して、国家公務員試験の勉強を始めて、それにパスする、という現行制度では、どこに、社会を理解し、国民に目を向ける時間がありますか。

どこにもないでしょ。

そんな人物に、国の運営を任せたいと思いますか。

私は、嫌です。