変革のとき

アメリカ大統領選、オバマ候補に決した。

変革を求める声が、マケイン候補を圧倒した。

アメリカ人は、単純で分かりやすい。

ダメなものは、サッサと取り替える。

ダメな、それも、地球規模で大失態を繰り広げた、現職とその所属政党に、厳しい断が下されたのだ。


日本はどうか?

つい最近内閣総理大臣が交代したが、その人物の管理能力のなさ、不勉強、極めて独善的な歴史観、金持ち育ちの、庶民感覚の欠如など、呆れてものが言えない状況だ。

このところ、二世議員が総理大臣を務めてきたが、どれも、不勉強で、情緒に頼り、本質を捉えて行動の出来ない、まことに、情けない者ばかりだった。

現政権担当政党では、この程度の人材しか用意できないということは、もはや、政権担当能力を持ち得ていないということだろう。

官僚に頼りきりで、自分で勉強しない、そんな政治スタイルを現政権政党は、確立したとしか思えない。

そのあげく、官僚は、自分たちの既得権益を守ることに血道をあげることとなり、国民を無視した、国民不在の政治、行政が、堂々と行われる事態となった。

年金問題に端を発する、国家の詐欺についても、何ら謝罪の弁もなく、担当者の処罰もなされないまま、ことは経済問題だ、などと、現職のバカ総理は、宣った。

おそろしく無感覚、無痛の人間達が霞ヶ関、国会を占拠している。

とうてい、まともな国家運営はなされないだろう。

選挙が近いからといって、人気取りに、お金をばらまく算段しかできないバカが総理をやっていることを、国民として、恥ずかしく思う。

金さえバラまけば、国民は黙るだろう、と言う恐ろしくなめた思考しかできない者が、国の頂点に立っているのだ。

現政権の幹部は、よく、社会保障問題を追及されると、開き直って、「じゃあ、財源はどうするのだ」という。

バカを言うな。それを、考えさせるために、お前が選ばれて、国会に送られたのじゃないか。

自分の存在理由、任務、責任を、全く理解していないアホが政治を弄くっている。

こんな国、良くなるはずがない。

日本は、のんべんだらりと暮らす国民が、政治に目を向けず、そのときの、バカげた宣伝に乗せられて、頭を使わず投票行動をするため、とんでもないことが起こる。

コイズミがその例だ。

私は、コイズミと違って、アメリカが嫌いだが、そのアメリカだって、国民の多くが、変わることを望み、それに向けて、具体的行動をとった。

果たして、日本の国民に、今を分析して、行動に移すことが出来るだろうか。

国民に責任を押し付ける議員、官僚など、全く不要だ。

これらバカどものリベート手法に巻き込まれ、自分が、政策や責任を全て背負わなくてはならないような気持ちになってはいけない。

それをやるべき者が、全く何もしなかったことが、こんな希望のない日本を作りだしてしまったのだから。

国民は、この期に及んでもなお、背信を続ける、政治家や役人に、怒りを、ストレートにぶつけるべきだ。

政治通のインテリを気取る場合ではないのだ、要求し、それを実現できない者は、とっとと、退出させればいいのだ。