山谷に行けば

イシハラ都知事が、大阪のビル火災を論評し、「山谷に行けば、200,300円で泊まれる」と言ったらしい。

この人、一体何時の時代を生きているのか、不思議である。

たぶん、低所得層などの生活に、全く関心がなく、理解する必要もない、と考えているのだろう。

低所得層=人間的価値の低い者

という図式しか、たぶん、彼の頭にはないだろう。

だからこそ、公教育の場においても、進学指導重点校中高一貫校などという、入学する準備に、お金のかかる学校の設置を推進できるのだろう。

富裕層だけ生き残ればよい、それが根底にあるとみる。

都知事ともあろう者が、自分の管轄地域のことに、これだけ無知であっていいはずがなく、彼に投票した都民は、どう考えているのだろうか。

多くは、自民党支持者だろうから、何とも感じないのかもしれない。

職権の乱用(自分の子供に、理由もなく仕事を回したり、不適当な飲食など)、勉強不足、危険な愛国教育(国のため命を捧げよと説く)の推進など、日本の中心地は、恐ろしい状況である。

政治家の資質がない者が、お山の大将になりたい一心で、自己満足のために、知事になられては、たまったものではない。

何処かの県のように、性犯罪者を知事にしたところもあるくらいだから、日本の社会は、どこか大きく狂っているのだ。

知事の、無知蒙昧、独断、思想の著しい偏り、によって利益を得ている、わずかばかりの都民のために、奴隷にされてはたまらない。