事故米と名付ける感覚

毒物汚染米事故米と称するらしい、官僚らしい責任逃れが見え見え)が、食用として、流通された。

規制緩和で、米の売り渡しが、ゆるゆるになったことも原因らしい。

そう、あの人がやったんです、コイズミ。

相変わらず、反省のかけらもない態度で、マスコミに登場し、好き勝手なことを言っている姿を見て、また、それを拍手を持って迎える支持者?の姿を見るにつけ、この国は、大変なことになってしまったんだという思いを、新たにする。

改革路線を継承するってことは、コイズミの悪法を、今後も維持するってことだろうか?

大体、麻生太郎がなるに決まっているのに、自民党総裁選に出馬した候補者は、全て、コイズミ政権の閣僚だった面々だ。

何の反省もなく、責任を口にしない、この愚か者たちを、国民はどう見ているのか。

自民党の腹は、お祭りにして、アホな国民の目をそらして、イメージ選挙で有利に事を運ぼうという魂胆だろう。

それにしても、この汚染米の不正流通は、今回限りのものとは、とうてい思えない。

農水省が、まともに検査していなかったのだから、全てが、闇の中で、見つかった分に関してだけの議論で、誤魔化そうとするだろう、役人も米屋も。

健康被害のないレベルだから安心しろ、と農水省は言っているが、長年、毒物を定常的にとり続けたなら、蓄積して、危険度が増すとは考えないのか。

農水省の対応を見ていると、ドギマギしていて、歯切れが悪く、何かを隠しているようにしか思えない。

この毒物汚染米の件は、日本の食品行政における、一大事な筈だが、なぜ、マスコミは、もっと力を入れて報道しないのか。

無責任、無反省な、厚顔無恥政治屋どものパフォーマンスなど無視して、汚染米をもっと追求すべきだ。

政治も、行政も、今、まともに機能しなくなっていることが明らかになってきているのに、まだ、これを支持する信じられない国民がいるのだから、この国は、もう完全におかしくなっている。

自己責任だ、と言い放った総理大臣がいたが、自給自足でもしろというのか。

現政権を支持し、利益を得ている集団が、堂々と、やりたい放題出来ることが、コイズミとその仲間の言う構造改革の正体だったことが、明らかになったと思う。

社会が、悪くなっている。

国際化とか、経済効率という言葉を持ち出し、国民をだまし、富裕層と貧者の、二極化を目指す恐ろしい企ての、ほころびが、最近の異常な社会情勢として、表面化しているように思える。

しかし、今見えていることは、ほんの一部に過ぎなのではないだろうか、恐ろしいことだ。

話は、それるが、教育もしかりだ。

階層化を狙った教育システムの構築を目論む者がいて、教育格差を実現し、その格差を持って、さらに社会階層の二極化を推し進めようとしていると思えてならない。

東京都は、まさに、それを率先して推し進めていると私には見えるのだが。

そう言えば、都知事の息子も、総裁選に出ていた。

親子して、恐ろしいことだ。