教育強化月間

7月は、教育中心です。

試験の採点で、てんてこ舞いです(古い表現ですね、笑)。

兼担している他学部の試験の採点もあり、ほんと、忙しい日々です。

締め切りがあるので、呑気に採点できないのです。

今日、本務学部の方の採点が終わり、最終点検中です。

さらに、実習関係の評価もあり(レポートを読まされる!)、息つく暇もありません。

文系の先生方は、採点大変じゃないですかね。

論述形式が圧倒的に多いでしょうから、採点基準がぶれないようにするのは大変じゃないかなあ。

論述形式の問題と、いわゆる、穴埋め問題を併用していますが、論述問題の解答を読むのがつらいです。

国語教育の、とくに、作文を書かせなくなったせいでしょうか、まともな文章に滅多にお目にかかれないのです。

学生の年齢は、二十歳を過ぎています。

これで良いのでしょうかね、日本の教育は。

英語、英語、と騒いでいますが、肝心の日本語が危険な状況にあることを、文科省の方々、教育再生会議(まだあるんですかね?)のお歴々は、どう考えているんでしょうか。

現場では、国語力の低下を、痛切に感じます。

医学部という、知識の詰め込みが激しい分野ですから、国語力より、知識量を優先するという面もありますが、知識がちゃんと整理されていない学生の文章は、それはメチャクチャです。

解答の7割は、まともな説明文になっていないのです。

国語力の低下を放置しておくと、知力の養成にも支障が出ると考えます。

それにしても、学生の多くは、誰もが知っている国立や私立の有名中高一貫校の出身です。

何を教えているんですかね、その種の学校は。

文章を読めば、その知識の深さが、手に取るように分かります(自分の専門領域に限ってですけどね)。

国際化でしたっけ、私には、アメリカにとって都合の良いようにする、としか思えないのですが、そんなきれい事を真に受けていると、魂をとられて、何処の国のひとか分からなくなりますよ。

私、どちらかというと、攘夷派ですから(笑)。

なんだか、散漫な文章になってしまいましたね、少々、頭が過熱しています。

今日は、この辺で帰ることとします。