現政権が、作り上げた土建政治体制を、見直し、真に国民のための政治を実現するためには、政権交代しかない。
公共事業という自作自演の税金無駄遣いシステムを利用し、公共を隠れ蓑に、多くの不正、不要な工事を繰り返し、結局、国民が、公共事業に頼るしかない、という無気力な状況を創出した。
公共事業に頼るしかない、つまり、現政権を支持するしかない、ということになるのだ。
このシステムにより、現政権は、これまで生き延びてきた。
私は、かつて、山登りをしていたので、日本各地の山村を見てきた。
どこもすばらしい道路が通り、かつ、滅多に対向車に行き会うこともなく、快適なドライブが可能であった。
確かに、その地域の人たちにとって、公共工事による道路の整備は必要かもしれない。
しかし、なぜこんな所にこんな良い道があるのか、不思議なところも目にしてきた。
立派な道を造ったが、そのあげく、年金、後期高齢者医療、介護など、道があってもなんの役にも立たない、それこそ生命に関わる大問題がここに来て表面化してきた。
道があってもなんの役にも立たないのである。
当たり前だ。特定の業者を潤すだけの道路を造っても、その地域の産業、経済を、真剣に考えていないので、地域振興は上手くいかないのだ。
立派な道のおかげで、自分の地域で買い物せず、遠く離れた大ショッピングセンターにみんな行ってしまう、という皮肉な現象が、起こってしまった。
道を造っても、生活の保障にはなんの役にも立たない、ということがハッキリしてきたのではないか。
滅多に車の通ることのないすばらしい道路の先にある民家で、お年寄りが、孤独死していく情景は、あまりに悲しすぎる。
道では、人は幸せになれないのだ。
それにしても、民主党の覇気のなさは、一体どうしたものだろうか。
国民の暮らしが、緊急事態にあるにに、何時まで状況判断しているつもりか。
巨額な税金を道路や防衛に湯水のごとく使い、そのあげく、社会福祉を切り捨てた現政権、その信任投票を速やかに実施して欲しい。
世論を盛り上げていくのが民主党の責務ではないか。
民主党、なんだか頼りない。所詮、もと自民党か?