愛国、憂国

愛国無罪、恐ろしい言葉です。

子供のときから、教育によってたたき込まれたら、最近あった、赤い旗を打ち振る光景に繋がるのでしょうね。

オリンピックの意義を、ほんとに理解しているか、甚だ疑問です。

東京オリンピックでは、国威発揚のための、露骨なキャンペーンはなかったはずです。

日本は、敗戦により、露骨な愛国の情を示すことはなくなりましたが、戦勝国で、体制の異なる国では、愛国教育を徹底しているところもあるようです。

愛国心に基づく行為なら、全てが許される、というのは恐ろしく危険な考えだと、私は思います。

それが、日本の第二次大戦を後押しする原動力となったのですから。

最近、日本においても、敗戦後、半世紀を過ぎたためか、軍備や戦争に関する自己規制が、ゆるんできたように感じます。

憲法を無視し、他国の利益のための戦争に協力することを、国民がすんなり受け入れていることに、非常な危機感をおぼえます。

他国のこと批判しながら、自国では、戦争協力をしている、そんな変な国が、今の日本です。