テレビ観賞用のカラクラに突っ込んでいた、LC575のロジックボードが不調です。
スピーカーから、ガリ音がするので、思い切って、電解コンデンサーを全部取り替えてみました。
久しぶりのハンダ付けです。
最近老眼で、手元が危なっかしいのですが、何とか出来ました。
カラクラ(Mysticね)に戻して、様子を見ましたが、改善されませんでした。
ロジックボードが汚かったので、メタノールで拭いてみましたが、これまた、効果なしです。
万策尽きて、残された手は、水洗いです。
水道水で、ロジックボードを洗ってしまうという、暴挙に出てしまいました。
水道水は塩素など入っているので、ロジックボードには良くない、と解説されていますが、これまで、水ぶきしても、故障したロジックはありませんでした。
今回は、もっと激しい処置です。
洗面所で、ロジック全体に勢いよく水をかけ、歯ブラシで、汚れをこすり取りました。
仕上げに、Milli Qなどの超純水でリンスしたら、ちょっとは良いのかも知れませんが、何だか面倒だったので、水道水だけにしました。
かなり綺麗になりました。
そして、風乾です。
乾いたところで、再び、カラクラに戻し、起動させてみましたが、問題なく起動しました。
ところが、今度は、音が完全に出なくなりました。
このロジックは、電解コンデンサーから漏れ出た液で、ロジック上の電子パーツが腐食しており、状態は最悪です。
でも、ガリ音がしなくなったので、精神衛生上は、快適です。
もう、テレビ観賞用のカラクラには使えないので、大学に置いてある、音を必要としない実験用カラクラのロジックと交換しました。
水洗いしたロジック、音は出ないけど、快調に動作しています。
このロジックは、クロックアップの改造をほどこしてあり、かなり高速で、もう少し働いてもらうつもりです。
何だか凄いことをしてしまいましたね。
場合によっては、電解コンデンサーから漏れ出た液がのぞかれ、ガリ音が改善されることもあるそうです。
でも、気楽にお試しあれ、とは言えませんね、この方法(笑)。