自殺

自殺者が3万人を超え、依然、増加傾向にあるというニュースを目にしました。

中高年の男性の割合が一番多いとのこと。

自分も、ちょうどこの年齢に当たるので、身につまされるものがあります。

バブル崩壊後、日本の社会は、強者を残し、弱者を切り捨てる政策に邁進しました。

とくに、小泉という首相の時に、一気に、この悪政を加速させ、ダメ押しをしました。

その影響が、もろに、最近出てきています。

ノバのこと、老人介護のこと、給油のこと、格差のこと、挙げればきりがありません。

小泉の時、浮かれて自民党に投票した連中の中には、当然こうなると予測できたことなのに、話が違うとか、懲らしめてやる、とかといった幼稚な発想で、民主党に投票した人も多かったと思います。

安倍政権は、小泉の政策を引き継ぎ、弱者切り捨てと、国家に喜んで命を捧げる国民の育成に向けて走りかかりましたが、あまりにトップがバカだったので、こけてしまいました。

しかし、自殺者の増加が止まらないという異常事態を、何の対策も講じず、さらに、金持ちに有利な、大増税を画策する現政権側の意図には、薄ら寒いものを感じます。

国民の目をごまかすために、医療問題などて、舛添という目立ちたがり屋を使って、被害者に譲歩をちらつかせていますが、その裏では、利権を守るために、あらゆる手段を講じているのが手に取るように分かります。

あの大新聞さえ、味方についているんですから、怖いものはありません。

小沢代表は、国の成り立ち(裏の事情)に精通しすぎていて、結局、抗うことができない大きな権力構造に翻弄されています。

このままでは、特定の金持ちにだけ利益がある現状が、増税によってさらに強大なものとなるだけです。

そんな希望のない社会では、自殺者がさらに増えるでしょう。

国際化、国際協調といった美名のもと、国民の暮らしがこんなに犠牲になっていいものでしょうか。

浮かれた日本国民も、おかずを一品減らしても、アメリカの利権だけを守る戦争に荷担することを拒否する、というくらいの覚悟をするべきです。

アメリカの味方をしても、得するのはアメリカだけですから。

アメリカは、自分のことしか考えない、超わがままな国家の代表なのですよ。

ある時はアルカイダに資金を流し、フセインに肩入れしたりと、やりたい放題です。

アメリカあっての日本、という戦後アメリカが仕掛けたマインドコントロールから脱却しない限り、日本の、不遇な一般民衆の生活が良くなることはありません。

本来なら国民に振り分けるべきお金が、アメリカの軍艦の燃料費に、湯水のごとく使われているのですから。

得をするのは、小泉政権下で経済政策を担当した竹中という人物が思い描いたごくごく一部の巨大企業だけなはずです。

そこからお金を召し上げることをしない、いや、優遇を続ける現政権は、特定の人のためのものなのでしょう。

困窮し、孤独の中で自裁することを選んだ人々の叫びが、余りに軽んじられています。