研究費

科学研究費(科研費)の申請書類の作成、何とか終わり、事務の担当部署に提出しました。

と、思って安心して、講義の準備をやっていたら、内線電話が鳴りました。

早く書類を出せと。

え!電子投稿でいいっていったじゃないの!?

PDF化された書類を印刷して持ってきなさいということらしい。

科目によって申請方法が違うので、事務も混乱しているのかな。

しかし、毎年、申請方式を変えて、あれこれ面倒なのです。

お上がやることって、なんだか、わざと仕事を作っているんじゃないかと思えるときがあります。

研究費の申請に関係した団体も、多分、文科省の関連団体なんでしょうね。

税金でまかなわれる研究費ですから、公明正大でなくては。

でも、科研費の配分に関しては、ハッキリ言って、私は、しらけています。

とても公平とは思えません。政治力がものを言うし。

最近、申請すれば、それも業績評価になるというお達しがありました。

なんだかなあ、とは思いますが。

科学研究の分野では、お金を取れる研究をすることが、一番の時代です。

そう考えると、私のやってることなんか、滅多に当たりそうにありませんね、政治にも参加していないし。

お金と結びつきが強くなると、科学の分野ではろくなことがないように思えます。

清く(研究費がない!)、大筋では正しく(ときたま間違えてるけど)、どんくさく、というのが私の研究人生です。