このところ、試験の採点に明け暮れています。
いわゆる穴埋め問題は機械的に採点できますが、記述は、そうはいきません。
問題作成時に、こんな風に説明して欲しい、という解答を作り上げます。
といっても、理科系ですから、解答は単純明快です。
でも、最近は、作文力が低下しているらしく、理路整然とした記述に出会う確立は、極めて低いです。
偏差値が最も高い医学部と、兼務している医療系の学部を比べてみても、まともな記述の割合は変わりません。
100人中数名ですよ、私の要求した解答を書く学生は。
ほんと、国語力が低下していることが分かります。
さすがに、どの学部でも、学年トップの学生は、まともな解答を書きます。
今年は、兼務している医療系学部の学生の解答が、最高の出来でした。
講義中、その学生(女子です)は、鋭い、核心をつくような質問をしてくれました。
さすがですね。
日本語、危なくなってきていますよ、英語教育にうつつを抜かしている場合じゃないですよ、ほんと。