老眼でイライラ

このところ、教務関係の仕事が、一気にふりかかってきました。

大学の先生って、呑気に好きなことでもやっているんだろう、くらいにしか思わない人もいるかもしれませんが、その専攻分野や、教育に対する取り組みの度合いなどによって、呑気なこと(研究?)をやる時間がどんどん取られることもあるんです。

医学では、医師国家試験という関門があるので、これに照準を合わせた教育も必要です。

その前段階として医学部4年次に、CBT(コンピュータを使った医学知識に関するテスト)やOSCE(臨床実習に出していい人物か判断するテスト)があります。

どこの大学でも、これらに対応することが医学部教員には求められるはずです。

まあ、その対策に関する依頼が、どっと、来たわけです。

昨日は、その教材用の画像を弄くっていましたが、一から作り直さなくてはならないことが判明し、夜、どっと(多いですね)、疲れが出てしまい、作業を中止し、そそくさと帰宅してしまいました。

最近、老眼の影響もあり、細かな作業が苦手で、かつ、忍耐もいささか減少気味です。

近頃は、画像を多用することが求められており、それは医学という領域には、当然ともいえます。

医学は、本当に、「百聞は一見にしかず」ということが多いからなのです。

でも、見ただけで、分かったように錯覚してしまう危険もあり、画像と本で読んだ知識をうまく融合させ、確実な知識として定着させる教育手法が、ますます求められることでしょう。

これって、専門家がいるよな、っていつも思います。片手間では、何時までたっても不完全商品のままです。

現状では、教育手法に興味のある先生方がボランティア的に活動していますが、もっと組織化される必要があるでしょう。

いつか、研究の場を離れることになるかもしれません、教育専従ということで。

教育専従、決して、それが良いこととは思えないんですけどね。