若いときには全く考えないこと

老人ホームで、殺人?と聞くと、すごく違和感がある。

体力的にも、精神的にも落ち着いた人達が暮らすホームだと考えるからだ。

元気なお年寄りが多いのかもしれないが、本当に困っていて、ホームへの入居を心待ちにしている方も多いと聞く。

現在、特別養護老人ホームでは、それほどお金がかからないが、近い将来、生活に必要な費用全額を徴収するという動きがあるらしい。

昔は、申し込み順で、ホームに入居できたし、本当に元気な人も、沢山入居していた時代もあった。

定年退職と同時に、ホームに入居するという人もいたはずだ。

確かに、特別養護老人ホームの趣旨からは大きく外れた人達も、以前は入居していた。

今は、介護の必要性に応じて、入居順が決まる方式に変わったが、それでも、高度な介護が必要なお年寄りが沢山順番待ちの状態らしい。

それに加えて、必要経費を徴収するようになったら、ホームはどうなるんだろうか。

貧乏人は、年老いて、身動きできなくなったら、死ね、ということか。

家族が、介護するのが当然、と言う考えが根本にあるようだ。

果たして、家族がすべてを支えきることが出来るだろうか。

介護者が、要介護者を殺す、とか、心中に走る、と言う事件が、最近、多くないだろうか。

私自身も、自分が介護者になったときのことを考えると、すごく不安になることがある。自信がない。

年金にしても、悪魔のような官僚達が、自分たちの私欲のために、年金の原資である税金の無駄使いをしても、平然としているこの異常な国、日本。

そして、官僚とその家族は、リッチな生活を楽しみ、そこから新たな官僚が発生し、同じことを繰り返す。

本当に恐ろしいことが、平然と行われ、それに何らメスを入れない与党に、一票を投じる国民の、なんて多いことか。

現政権を支持する人達は、老後の心配のない集団なのかもしれない。うらやましい限りだ。

国民の生命、生存を保証できない国など、国家としての存続の意味があるのだろうか。

国民を棄民する国、日本。暗い老後しか思い描けない日本。その先にあるのは、どんな結末だろうか。