捨て子を保護した(カラクラ Color classic 救出)

職場の廃棄物集積場(要するにゴミ捨て場)に不要になった古いコンピュータが捨ててあった。
通り過ぎようと思ったら、大きなモニターのかげに隠れて、見覚えある可愛いやつの姿が目に飛び込んできた。カラクラ(color classic)だ!思わず駆け寄り、手にとって、確認してしまった。

見た目はガングロに日焼けし、とても汚かった。
フロントパネル?にぐっさりとえぐられたような深い傷が付いていた。致命傷だ!
おお神様!こんな可愛い子に何というむごい仕打ちでしょうか、と恨み言を吐きたくなった。
辺りをうかがい(問題はないのだけど、ちょっと罪悪感有り)、そそくさとカラクラを抱えて、隠れ家に運んだ。

よくよく見ると、本当に焼けがひどく、きちゃないカラクラだった。
とりあえず、手持ちのキーボードとマウスをつないで、電源をオンにした。
ジャーンと来るかと思ったが、この子は沈黙したままだった。深い傷を負って心も(ロジック周りと言う意味)傷ついてしまったのかもしれない。

ここまでは予想通り。長く使われていないカラクラは起動しなくなるんだよね。超有名な現象の一つ。
この子の心を開く手だては色々あるので、その日は、それ以上のことはせず、と言うか、そんな暇はないので、隠れ家に保護しておくこととした。

しばらくは色々いじって楽しめそうだ、でも、使い道がないんだよね、カラクラはもう。