12個の歌

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昨日、川嶋あいのアルバム、「12個の歌」、買いました。
地元の、中古屋で(どう見ても新品)、安く手に入れました。

川嶋あいを巡る環境が、激変していることをまったく知りませんでした。
女性週刊誌に書いてあるようなことは、ほとんど興味ないので…。

前回、彼女の歌につてコメントしましたが、彼女のこれまでの人生で起こったことが、その作品に反映していることは確かだと思います。僕が気にかかったことは、今、その場にいるひとに対する思いを、彼女の歌には感じることが出来なかったことです。

このブログの中の、江戸高日記で、ほんのちょっとだけ書きましたが、僕も、複雑なバックグラウンドを持っているので、そのせいか、彼女の歌の中に、僕の心の、本当に奥底にある、悲しみにも似た感情というか、何か空虚な感覚ですが、を見出していたのかもしれません。

良きにつけ、悪しきにつけ、彼女の告白は聞く者に大きな影響を与えるのは確かです。
はじめ、僕は、彼女の告白に良い感じを受けませんでした。

今はちょっと違います。きっと、彼女にとって、これまでの人生は、ひとりで背負うには余りに重すぎると感じ、告白することで、その荷を僕らに一緒に背負ってもらうことにしたのだと思います。手渡された荷物をどう感じるかは、そのひとによるでしょう。それでいいんだ、と今は考えています。

彼女には、最近のシンガーソングライターにない確かな何かを感じます。本当に大切なものは何か、を僕らに考えさせてくれます。そんなメッセージを発信できる彼女は特別な人かもしれません。

いつまでも、素敵な歌を作り、そして、歌い続けてほしいと心から願っています。