女王の教室とドラゴン桜

最近、おもしろい?テレビドラマが始まった。タイトルは「女王の教室」と「ドラゴン桜」。状況設定は違っているけど、似たような内容のドラマだと思う。とくに、女王の教室は賛否両論で、掲示板が賑やか。私も、投稿しましたよ。世の中、やっぱり学歴にすごく興味があるんだなあ、とつくづく思いました。私もその1人ということですね(笑)。

どちらのドラマにしても、高学歴、つまり、東大賛美への問題提起が、その根底にあるんだけど、最近は、ビジネスの世界では、一定の要件を満たしていれば、超有名大学を出ていなくても、大企業の社長になれる時代になりつつあるらしい。実力主義、実績主義ということか。といっても、高級官僚や弁護士はいまだに東大が圧倒的に強い。学歴に対する考え方を見直そうという問題提起なのかもしれないが、現在の日本は、学歴偏重に向かいつつあると思う。ゆとり教育の影響もあり、子供の塾通いがすごくふえていることがその証拠。塾ブームの到来ということか。

日本の多くの親は、子供に高学歴を求め続けると思う。社会が何ら根本的な変革をしないで、うわべだけの粉飾でお茶を濁そうとしているのだから、そんな子供だましにのる人は、いない。すると、必然的に、将来を考えて、高学歴を得ようということになる。

とくに心配なのは、「女王の教室」の書き込みである。子供の中に、劇中の女性教師を賛美するものが多い。私には、女性教師の言動、行動は、どう見ても、異常としか思えないのだが。子供の中にも、高学歴=人間的に優れた人、というあまりに短絡な価値観が熟成されつつあるのかと思うと、日本の将来が空恐ろしくなる。この傾向が強まれば、嫌な社会になると思う、日本は。