ネット投票の不思議

アベの靖国参拝について、ヤフーのネット投票では8割以上が妥当と投票したらしい。
 
実際、そのサイトに行き確かめたが、その通りの結果だった。
 
投票はまだ続いているらしいが、私の予想では、さらに、かさにかかって、妥当、という投票がなされることだろう。
 
最終的には、投票者の9割以上が、妥当、という結果にもっていく意図があるのではなかろうか。
 
以前から、このネット投票を眺めているが、極悪利権に都合の悪い案件に関しては、その悪事の正当化のために、組織的な投票行動がなされているのではないか、と感じていた。
 
原発の再稼働についても、ヤフーのネット投票では、賛成、が反対を上回った結果を見たことがあるが、他の、より客観的な統計調査の結果と比べると、あまりに偏りが激しく、世論を反映しているとは言い難い。
 
組織力があり、かつ、資金が潤沢な支配者(極悪利権)ならば、ヤフーのネット投票結果を思うがままに歪めることなど容易いだろう。
 
組織的に、または、アルバイトを雇って、何十万回も、アベの靖国参拝は妥当、と入力させる手もあるが、自動化も可能なのではなかろうか、確証はないが。
 
いずれにしても、長州藩が何度もやったように、天皇陛下を利用することで右翼のように見せかけた、売国奴の邪悪な正体、を見ようとしない者たちにとっては、今回のネット投票などは、愛国心?を発揮する絶好の機会なのだろう。
 
先の天皇誕生日の陛下の言葉、をどう考えるのか。
 
陛下は、軍事や、それをやけになって行使し、多くの国民を犠牲にした先の大戦に、心を痛めているのだ。
 
その破滅的暴走と植民地支配の中心にいたのが、アベの祖父、であることも国民は最大限に憂慮すべきである。
 
ネット右翼を総動員し、売国奴の自己満足かつ自殺的なパフォーマンスをニッポン国民の総意のように見せかけ、正当化しようとする邪悪さをひしひしと感じる。
 
一体この国は、どこへ向かって、暴走しようとしているのだろうか。
 
諸外国の懸念に背を向けて、戦争のできる国、つまり、他国を侵略し植民地化した戦前のニッポンを再興しようとする意図を強烈に感じる。
 
そんな邪悪な思想を持った者が、最高権力者、である事態を国民の多くは無関心でいる。
 
恐ろしい国、そして、アホすぎる国民である。
 
太平洋戦争のときと同じく、だまされた、と言いながら、すべてをゆるし、結局、同じ支配体制が維持されたごとく、この国は、国民の無責任な忘却の繰り返ししかできない、文明開化と帝国主義にあこがれ続ける、劣等感満載の精神的な途上国から脱することができないのだろう。
 
国民が、進んで愚民でいることを受け入れ、かつ、自由を欲しないという、不思議な国である。
 
すべての分野での世界一、軍事力(核武装)を背景とした世界の一等国、という世界一信仰にとりつかれた、何時まで経っても成熟しない、恐ろしく幼稚で危険な国家である。