おもてなしの心、で福島は切り捨てか?

滝川とかいう、容姿端麗が売り物という混血のタレントが、東京オリンピックの招致プレゼンで、おもてなしの心、に気をつかったという意味の発言をしているようだ。
 
以下に、その関連記事を引用するが、本当に暢気で、嫌になるほど、無痛、無責任、な内容である。
 
バカ記者が書いた記事であるから、本人の意志が反映されたものとは限らないが、オリンピック招致に積極的に関係するということは、福島をどう考えるのか、を明確にすべきであり、ただ依頼があったから引き受けた、というなら、単なる強欲で無痛な、それこそ、ひとの立場に立って考えることの出来ない、おもてなしの心の欠片もない人間、ということになると私は考える。
 
東京に電気を供給するために犠牲になった同胞を切り捨てておいて、東京オリンピックだと、どこが、おもてなし、だ。
 
こういう、外国語を操る、日本文化をどれくらい理解しているか正体不明な人間がもてはやされること自体、この国が、いまだに文明開化中であり、中身のない、スッカラカンの語学バカが、それも、見映えがいいという理由で、重宝がられるとは、今のニッポン社会の邪悪さ、を象徴している。
 
スッカラカンの内容を、ニッポン臭い、その実、極めて抽象的で分かりにくい内容をパフォーマンスで誤魔化したその手法は、まさに、アベの自己陶酔、自画自賛、の会見と同じではなかろうか。
 
この滝川という女が、今後、福島についてどんな発言をして、どんな活動をするか、厳しい目を向けなくてはならない。
 
なぜなら、この女のギャラは、税金から出ているのだから。
 
まさか、ボランティア、ではなかろう。
 
それにつけても、IOCというスポーツをすっかり商業化した民間組織のバカさ加減、邪悪さ、金儲け主義、ドーピングには熱心だが放射能汚染には無関心、という、悪魔のような正体が明確になった招致会議だったのではなかろうか。
 
記事の引用、ここから。
 


滝クリのおもてなしスピーチ「左手のつぼみ」が効果大だった

NEWS ポストセブン 9月15日(日)16時5分配信
お・も・て・な・し」。滝川クリステルさんの五輪スピーチが話題だ。そこに込められた技術とはなにか。元仙台放送アナウンサーでプレゼン術などを大学などで教えているスピーチジャパン講師の早坂まき子さんが語る。

 * * *
 滝川クリステルさんのスピーチには3つの特徴があると思います。

1)ゆっくりのおもてなし、と普通の会話スピードのおもてなしと2回言ったこと。
2)1回目は手の動き(ジェスチャー)をつけたこと。
3)2回目は、手を合わせておがむような、お辞儀をしたこと。


 まず、「ゆっくり喋る」というスピーチ技術の「基本のき」を取り入れています。みなさんも、大切なことを伝えたいスピーチの相手が幼稚園児や耳の遠い高齢者などの場合、相手がしっかり理解できるように、ゆっくり噛み砕いた言葉で、丁寧に喋るはずです。今回のIOC委員は様々な国の方々であり、年代も異なるでしょう。すると、どんな人にでも伝わるように、ゆっくり喋るという技術を使うのは当然のこと。

 そこにあえて普通のスピードの「おもてなし」を繰り返し2回言うことで聞き手に、

「この『おもてなし』というは大切なキーワードなのだな」

 と、印象を残します。「おもてなし」を1回だけしか言わないスピーチと、2回言うスピーチ。心に残るのはどちらかは、歴然です。

 さらに、「おもてなし」に合わせて、左手でつぼみのように縮めた形を作っています。あの手の動きも「おもてなし」という単語と共に、皆さん印象に残っているはず。簡単な動きなので、私も何人も真似している友人、知人に出会いました。真似しやすいですよね。

 あの「お・も・て・な・し・」のときに手のジェスチャーがなかった場合を想像してみましょうか。滝川さんは、ずっとカメラ目線で、瞬きをせず、一点を見つめています。それは、カメラを通し会場の大きなスクリーンに映し出されるからなのでしょうが、一点を見つめたまま、手の動きがない「お・も・て・な・し」……動きがあったほうが、印象に残りませんか?

 しかも手が加わることにより、5音から成り立つ単語であることも伝えています。日本人なら聞き慣れている「おもてなし」は、日本語が分からない外国の方からすれば「え?何?何言っているの?」と分からないはず。でも、手が加わることによって「5音から成り立つ良い言葉らしい」ということが、瞬時に伝えられます。

 推測ですが、どなたかが、手を付けたほうが印象に残るだろうと、アドバイスされたのではないでしょうか。

 2回目の「おもてなし」で両手を合わせて拝むようにお辞儀するのは、日本のマナーや慣習にないですよね。タイなどでは「こんにちわ」などと挨拶の際に行う動きです。ネットでは「日本人の作法じゃない」という批判的な意見もありました。

 でもあえて、あの2回目の通常のスピードの「おもてなし」の動きにも意味があるのでしょう。欧米をはじめ海外の方から見て、わかりやすいアジア人の立ち居振る舞いを体現したのがあの動きだと思います。

 日本人からすると「ちょっとあれは日本人は普段しないかな」と違和感があっても、今回の目的はIOC委員に熱意を伝えるためのプレゼンテーションです。国語辞典にある「心をこめて客の世話をする」という意味がある「おもてなし」の単語とその意味を、いかにわかりやすく、表現するか、と熟考したうえでのジェスチャーと捉えられます。

 ちなみにメジャーの川崎宗則選手も米国のテレビ番組に出演した際、両手を合わせてお辞儀していました。外国人にとって、日本人やアジア人らしい仕草と捉えられているようですね。

 2回目のお辞儀をする動きも、動きがあるのとないのでは、全く印象が異なります。

 あの滝川クリステルさんのスピーチの中の2回の「おもてなし」は「IOC委員をはじめ、全世界の人にいかにわかりやすく伝えるかを熟考し計算された上でうまれたプレゼンテーション」だと思います。