アベノミクス、嫌な言葉だ、売国の臭いがする

早くもアベノミクスなる、インチキ経済政策、が行き詰まった。
 
お札の増刷で、巷にお金をばらまくことで、そして、国債金利を下げることで、それに連動した貸出金利の低下を誘導し、例えば、住宅購入への意欲をかき立て、経済を活性化する、という思惑は、すでに破綻したかのように見える。
 
アベ一味と外資の協働で円安を意図的に誘導することで、莫大な資金を有する外資がニッポンの株を買いまくって、株価は鰻登りであるが、国債には市場にだぶついたお金は向かわず、すべて株に行き、結果、人気のない国債金利は上昇してしまったのだ。
 
金利は本来変動すべきものであり、あまりギャーギャー騒ぐのもどうかとは思うが、アベノミクスの大前提が崩れたことを国民は知るべきであり、それを正しく報道するのが、本来のジャーナリズムの使命だったはずである。
 
しかし、大手マスゴミはこの事態を、何もなかったことのように、淡々と伝えるのみであり、長期金利の急激な上昇が一般国民に与える影響など、とんと興味がないらしく、どこにも問題点を指摘する記事が見当たらない。
 
 
当然だろう、大手マスゴミを支配する利権は、株と円安で大もうけしているからだ。
 
参院選までこの状況を維持し、荒稼ぎして、後は野となれ山となれ、ということか。
 
確かに、金利は、底を打ってたので上昇してもおかしくないが、あまりに短期間での急激な上昇は、実態経済に対する効果的な対策が全く打たれていない現状では、どうやって是正するつもりなのか、サッパリ見当がつかない。
 
私は、アベ一味には何のアイデアもないと思うし、これまでやってきた金融緩和政策を継続するだけなのだが、それを何か意味のあることのようなサギ口上で宣伝するのが関の山だろう。
 
参院選まで、このインチキ経済を引っ張ることは確実である、強欲利権に一儲けさせるために、そして、訳も分からず、好景気、という文言を刷り込まれた多くの愚民を取り込むために。
 
関連記事を以下に引用する。


長期金利が急騰、1%台に 1年2カ月ぶりの水準

朝日新聞デジタル 5月23日(木)9時15分配信
 
 23日の東京債券市場は、長期金利が急上昇(債券価格は下落)し、指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、前日終値より0・115%幅高い1・000%をつけ、2012年4月以来、約1年2カ月ぶりの水準となった。

 米連邦準備制度理事会FRB)の金融緩和策が縮小されるという観測が広がり、米国の国債が売られ長期金利が上昇しており、「日本の長期金利も連動して上がっている」(大手証券)という。