内容紹介
原発再稼動問題で世論は沸騰している。もちろん、福島の事故はなんら収束していない。
だがその影で、なぜかあまり語られない「原発をめぐる最大の問題」がある。
それが、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場である。
「原発が1年で放出する放射能を、1日で放出する」 といわれる再処理工場だが、原子力行政側は、この秋にも運転を始めようと目論んでいる。
本書は、3名の識者が「六ヶ所の危険性」を様々な角度から具体的に指摘する。
・欧州の再処理施設周辺では、すでに深刻な汚染が実証されている。
・日本はその欧州に劣る原子力技術後進国であり、再処理施設を制御する能力はない。
・施設そのものが、フランスやドイツの技術を継ぎ接ぎした「無節操」なものである。
・単に「コストがかかる」という理由で、捕捉すべき放射性物質をそのまま放出しようとしている。
そのため、稼動するだけで全地球規模に汚染を拡散させることになる。
・施設の下には、明らかに「活断層」が存在している。
・ひとたび大事故が起これば、その影響は九州まで含めた日本全域に及ぶ。福島事故の比ではない。
原発関連書は数多く出版されているが、「再処理工場」に特化した新書は初。
原発問題・核問題のキーポイントはここにあることを示す、警告の一冊である。
だがその影で、なぜかあまり語られない「原発をめぐる最大の問題」がある。
それが、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場である。
「原発が1年で放出する放射能を、1日で放出する」 といわれる再処理工場だが、原子力行政側は、この秋にも運転を始めようと目論んでいる。
本書は、3名の識者が「六ヶ所の危険性」を様々な角度から具体的に指摘する。
・欧州の再処理施設周辺では、すでに深刻な汚染が実証されている。
・日本はその欧州に劣る原子力技術後進国であり、再処理施設を制御する能力はない。
・施設そのものが、フランスやドイツの技術を継ぎ接ぎした「無節操」なものである。
・単に「コストがかかる」という理由で、捕捉すべき放射性物質をそのまま放出しようとしている。
そのため、稼動するだけで全地球規模に汚染を拡散させることになる。
・施設の下には、明らかに「活断層」が存在している。
・ひとたび大事故が起これば、その影響は九州まで含めた日本全域に及ぶ。福島事故の比ではない。
原発関連書は数多く出版されているが、「再処理工場」に特化した新書は初。
原発問題・核問題のキーポイントはここにあることを示す、警告の一冊である。
内容説明、ここまで。
最低評価を下した、レビューを以下に引用します。
評価:5つ星のうち 1.0 荒唐無稽 SF小説, 2012/8/18
by 自然の虚飾
明石氏が執筆している部分は、ゴシップ誌の与太記事レベルである。
特に被害シミュレーションなる代物は噴飯物である。
仮定に継ぐ仮定を重ねて(小出氏も認めているが)、放射能が漏れまくるというまったく
の絵空事を描いたものである。完全に空想科学小説、SFである。
たとえば、敷地標高55メートル、内陸4~5キロにある施設を10メートルの津波が襲い、
施設が破壊され、冷却機能が喪失されることを前提としているという点である。
どれだけの津波を想定しているのだろうか?
また津波後、使用済み燃料プールの燃料がどんどん溶解してしまうという点。
六ヶ所のプールは原発ですでに一定期間以上冷やされた燃料が搬入されている。
作者は、プールの水が沸騰し、蒸発し、燃料が溶解するまでに約100日間かかると
いうことをご存知か。
地震発生後、一日や二日で燃料が溶けて放射能が出ることはありえない。
まったくでたらめというか、妄想を描いた、被害シミュレーションである。
小出氏もあいかわらずである。
書いてある前提知識はそれほど誤ってはいないとしても、その解釈や評価が
無理筋なのである。
大衆をミスリードしようとする、トンデモ本である。
★188 人中、30人の方が (16%)、「このレビューが参考になった」と投票しています。
いかがですか、上に引用した、最低評価を付けたレビューでは、1日2日で、炉心溶融することはない、と断言していますが、それに近いことが、福島では起こりました。
そして、地震直後、原発周辺では、超高濃度の放射能が放出されていたことが1年以上経ってから公にされるという、隠蔽、と取られてもいたしかたない事実もあり、この自然の虚飾という人物は、都合の悪いことはすべて無視しながら、客観的かつ科学的を装う言説を並べて、最後に、バカが書いたとるに足りないSF小説として切り捨てるというふうに、反原発の言説を小馬鹿にして終わるという、よく目にする文章作法です。
同系列の論理展開法として、ごう慢不遜な東大出身者がよく使う、東大話法、なるものがあります。
この自然の虚飾なる人物のレビューに見られるように、原発推進派の論法と文体がすべて同じであることから、以前から、私は、組織的な情報工作が行われていると感じています。