火事場泥棒

復興予算をかすめ取るために、官僚が何時ものワル知恵を使い法案に細工をしたため(国会に諮ることなく法案を改変する)、支援を本当に必要としている被災地に投下されることなく、沖縄の道路建設、役所の改修、はたまた、岐阜の眼鏡工場の建設に使われる等、火事場泥棒、が堂々とまかり通る、不思議の国ニッポン、対外的には民主主義国家らしいが、外国人はそうは見ていないだろう、この官僚暴走国家を。
 
国民の血税を、私するとは、万死に値する反逆であるが、それをチェツクできない政治、国会、いや、利権を介して官僚とつながる政治屋であるから、こんなやりたい放題が可能なのだ。
 
この国を官僚独裁による米国植民国家から、真の民主国家に成長させるためには(現状は、文明開化の明治から一つも進歩していない)、国民の意識、意志決定に大きく影響する教育の変革が必須と考える。
 
受験時期を問わず、年がら年中、塾や予備校のCMが垂れ流され、東大あるいは東大合格者を多数出す進学校を賛美する情報が大きく宣伝されるニッポン社会にあっては、東大が多くの犯罪的な官僚を生みだしている事実を認め、その悪行を正すことなど、出来る道理がないのである。
 
いつもの帰結であるが、東大、は即刻廃校して、研究機関へ移行させるべきである。
 
利権を養う人材を育成することが目的な教育機関など不要である。
 
ちょっと前の記事でも書いたが、これほどまだでに、人間性、倫理観、の欠落した生命体に国家を運転させることを止める手段がないのだ。
 
真の政治家、の出現を待つしかないだろうが、社会を変えるためには米国の支配から脱する手立てが必要である、それなしには、どうすることのできないのが、敗戦国ニッポン、の宿命なのだ。
 
関連記事を引用、ここから。
 
 


 
 
<復興予算>誰のためか…被災者ら、怒りと諦め 衆院小委
 
毎日新聞 10月11日(木)11時43分配信
 
 誰のための「復興」なのか--。11日に流会となった東日本大震災の復興予算を巡る衆院の小委員会。被災地と直接関係のない予算措置が次々と明らかになる中、過半数を占める民主党委員が欠席したことで、被災者からは「選挙前の政党間の争い」「各省庁の予算の奪い合い」といった怒りや諦めの声が飛び交った。

【この日の審議は】復興予算:審議せず流会 民主全員欠席で…衆院小委

 岩手県大槌町の無職、佐々木テルさん(83)は「震災から1年半が過ぎても私たち被災者はどこに家を建てられるかさえ分からない。被災地から遠く離れたところにお金を使うのは、本末転倒ではないか」と憤る。同町の無職女性(61)も「各省庁が拡大解釈して、予算の争奪合戦をしたのだろう。純粋に被災地のために使ってほしいと願わずにはいられない。多くの一般市民はみんな驚き、絶句している」と嘆いた。

 自宅を津波で失った仙台市青葉区の無職、山下隆平さん(64)は「国会議員なら、国会で議論することが仕事のはず。偉い人たちが何を考えているか分からない。がっかりするのにも慣れてきた」とつぶやいた。

 東京電力福島第1原発の事故で避難生活を送る福島県の被災者も怒りをあらわにした。大熊町から南相馬市に避難中の元タクシー運転手、佐々木久さん(52)は「ここらはまだ田んぼの中に車が落ち、ガードレールもさびたまま。民主党が私利私欲のために動いていることがよく分かった」とあきれた様子。

 会津若松市に避難している農業、渡部隆繁さん(63)の大熊町の自宅は福島第1原発から約3キロにあり、5年以上立ち入りが制限される帰還困難区域に指定される見通し。「我々は避難者ではなく難民でこれから新天地が必要。復興予算を検証するのは当たり前だ」と注文をつけた。

 被災地の首長からも発言が相次いでいる。仙台市奥山恵美子市長は10日の記者会見で「我々の切実な要望を本当に受け止めていただいているのか、という懸念も出る。被災地の住民感情を考えれば、きちんと説明のできる必要な事業を精選するようお願いしたい」と述べた。

 また、岩手県達増拓也知事は先月10日の定例記者会見で復興予算の問題に触れ「国は復興計画を見直し、無駄なことはやめ、グループ補助金のように足りない予算を増やすということができていない」と苦言を呈していた。【宮崎隆、高尾具成、金森崇之、泉谷由梨子、蓬田正志】