ほとぼりが冷めたところで発表するという、役人お得意の情報操作

日記 #練習用
ああ、また、同じやり口だなあ、と以下の記事を読んで感じた。
 
第1原発で水素爆発が起こる前から、周辺部に高レベルの放射能が漏れ出ていた可能性を強く示唆するデータが、今になって明らかにされた。
 
しかし、福島県は、どれだけ県民を被曝させたら気が済むのだろうか、知事も経済界も、地方マスメディア、こぞって県民の側に少しも立っていないから悲惨であり、子供たちの将来が心配でならない。
 
原発再稼働を強行するために、こういったネガティブなことは口をつぐんでいたのだろう、国民の多くは、もう、現政府(実際は官僚だが）と東電は、ウソつきインチキのデパートと考えているから、私と同じ感想を持った人も多かったに違いない。
 
重要なことで、支配階層に都合の悪いことは、しかも、公表すべき事案を、わざと時間をおいて、国民の関心が薄れた頃に公開することで、国民からの反発を弱める、という、お得意の手法である。
 
国民を完全にバカ扱いしているとしか思えないのだが、AKBや大バカ芸人の無芸にうつつを抜かす心ない国民にはこれで十分効果があると見切っているようだ。
 
この記事はが何を示唆しているかというと、地震によって、原発自体が激しく損傷していて、放射能が水素爆発以前から、外界に激しく漏れ出ていた、ということだ。
 
地震で原発は壊れない、と何の根拠もないのに、国民の生命財産など一顧だにせず、強引に、法律さえ、歪め、無視して、原発を推進した結果、いとも簡単に、原発は破壊され、炉心溶融してしまったのだ。
 
津波が原発を襲う以前に炉心溶融は始まっていたことを示すデータは、なぜか、話題にされることなく、大手マスゴミは、一向に、この重大事を取り上げようとせず、相も変わらず、津波が原因、という大本営発表を繰り返すだけである。
 
大手マスゴミの構成員や東電のお偉いさん、官僚、経済界のボスは、みんな原発から遠く離れたところにいて、放射能の危険に晒されることがないように、ちゃんと対策されている。
 
京大の小出さんが言うところの、都会には絶対に原発は建てない、という自ら原発の危険性を認識していて、その対策をしているのに、原発は安全です、と言い続けてきた政府と電力会社、そして、それに群がる経済界、とくに工業系の巨大企業の極悪さには、呆れかえる毎日である。
 
最近、馬鹿げた芸人の、必要の無い、ダラダラ垂れ流しの、大バカ番組と、AKBの露出が多すぎないか。
 
私は、米国に指導された売国的支配階層（いまは野田がその表の顔になっているが）が、意図的に、国民の目をそらすためにやっているとしか思えないのだ、愚民化を推進知るために。
 
さて、原発推進派で固めた原子力規制委員会はどんなインチキをやらかすのか、反原発である大多数の国民は、しっかり監視する必要がある。
 
自民党が推進した原発には、あまりに多くの闇が内蔵されていて、そして、犯罪が堂々とそのために行われてきたことを思うと、恐怖心さえ感じる。
 
これほど極悪なものを、しかも、政府が堂々と国策として推進しているという異常な事態は、何時になったら消滅するのだろうか、暗い未来しか私には思い描けないのである。
 
結論は簡単なのだ、核武装、を諦めるかどうかなのだ、原発推進は、エネルギー問題ではないということを国民は何時になったら理解するのだろうか。
 
記事の引用、ここから。
 

爆発前から放射能漏れ？　第一原発　双葉の上羽鳥毎時１５９０マイクロシーベルト

福島民報 9月22日(土)10時1分配信
　東京電力福島第一原発事故で１号機が水素爆発を起こす直前の昨年３月１２日午後３時に、双葉町上羽鳥で空間放射線量が毎時１５９０マイクロシーベルトだったことが２０日、分かった。県によると、原発敷地外では過去最大値。当時、現地にはまだ住民が残っていた可能性もあり、県は福島医大などと連携し健康への影響などを調べる参考にする。
　県が２０日、東日本大震災が発生した昨年３月１１日から３１日までの間に東京電力福島第一原発、第二原発周辺のモニタリングポストなどで測定した結果を公表した。
　双葉町上羽鳥は第一原発から北西に５．６キロの地点。毎時１５９０マイクロシーベルトは一般人の被ばく線量限度である年間１ミリシーベルト（１０００マイクロシーベルト）を超える数値。上羽鳥のモニタリングポストは停電で１４日正午で計測が途絶えた。この期間の平均値は毎時５８．５マイクロシーベルトだった。
　政府は１２日午前に第一、第二原発から半径１０キロ圏の避難指示を出した。