マスゴミを使って、来る日も来る日も、電力不足、節電、計画停電、電力制限令、と連呼することで、国民に恐怖心を植え付け、本当は足りている電気を、どうにもならないくらい不足して、生きるか死ぬか、というくらいに逼迫していると錯覚させ、不安を煽るというもの凄さである。
夏の数日、それも、数時間だけ注意すればいいことを、よくもまあ、これだけ脅しの材料に使う政府と電力会社、そしてそれにたかるハエどもの犯罪性、執念深さには、呆れかえる。
大手マスゴミは、このところ電力不足キャンペーンに最大限協力し、もしかしたら、明日にもニッポンが破滅し、世界中の人々が多大な損害を被るかもしれないほどの危険な状況にある福島第1原子力発電所の4号機ことなど、一切報道しなくなった。
ニッポンには、まともなジャーナリズムなど見あたらない、少なくとも、一番人の目につく新聞やテレビという媒体は、すべて、政府と利権のコントロール下にあり、ウソ情報を延々と垂れ流し、国策に協力する徹底ぶりである。
所詮、大手メディアは、金儲け、が目的であり、高潔な志を持った者など皆無なのであろう。
テレビのニュース番組に登場する、頭の空っぽそうなニュース読み(何がキャスターだ!)の間抜けな顔を見ると、よくもまあ、堂々と犯罪に協力できるものだ、親の顔が見たい、と思う。
それにしても、ここに来て、凄まじい反撃である、ここを原発再稼働の正念場と考えているのだろう。
命と原発、どちらを選ぶか、という状況にあることを、ニッポン人は分かっているのだろうか。
私は政府主導による原発利権死守のために、福島は完全に切り捨てられたと考える。
本当に、ろくでなしで非道な国家である。
いつぞや、MBSのドキュメントに登場した、福島のお母さんと子供たち、福島に残ることを選択した、いや、させられた家族を思うと、ほんとに心が痛む。
たかが電気のために、それも夏の数日の、そのまた数時間、気をつければいいことのために、何の罪もない人たちをこれほどまでに犠牲にして、一体、どんな社会を作ろうと考えているのだろうか、金の亡者たちは。