私は、野田、にこの国を任せた覚えはない

このまま、エネルギーを湯水のごとく使い、原発を運転し、道路、新幹線、堤防、ダムを造り、土木工事をあちこちで続けることを前提として、現政府、そして、経済界は、ニッポンを運営しようとしている。
 
国家の体裁、社会構造、産業構造、に一切手を入れず、このまま維持拡大するという考えだ。
 
利権を守ることが、国家の繁栄につながる、という、国民不在の思想だ。
 
果たして、それでよいのか。
 
そのためには、増税、が必須だ。
 
お金を節約するつもりがないなら、借金するか、お金があるところから取ってくるしかないからだ。
 
借金も、国家の財産、という見方があり、国力が減退する、と即断すべきものでもないが、その借財の扱いが難しいから、そして、体裁が悪いから、国債を悪者とする論調が多くなるのだろう。
 
日本人に求められているのは、明治期にねつ造された神話にすがり、超大国面して核兵器をちらつかせ、消費の飽くなき拡大を追求する、これまでと同じ生き方を選択するのか、それとも、物欲を棄てて、富の分配を工夫して、国民が、貧しいながらも、安心して生きていける社会を目指すのか、どちらにするのか選択すべき時なのだ。
 
インチキ民主主義国家ニッポンは、既得権者、利権、を守り、その他大勢の国民から搾り取る政策へと急転換した、それも、国民に断りもなくだ。
 
まともな政党がないから困るのだが、本来なら、将来構想を明示して、民主党のように簡単に公約をほごにするのでなく、何としてでもやり抜くという固い決意を持った人物、組織が、国民に信を問うべきである。
 
人間性に大いに問題ある、官僚に操縦され、経済界に取り込まれたバカ総理に、私は、この美しい国日本を託した覚えはない。
 
利権の手先である大手マスゴミの情報操作で、すっかり洗脳されたニッポン人が、果たして、まともな判断力があるかは甚だ心配ではあるが、国民に日本のこれからを選択させる重大局面にあると考える。
 
適当に物に囲まれているから、多くの国民は、ニッポンというインチキ国家が破綻寸前であることに思いが行かないようだが、このまま、増税して、この旧泰然とした消費文明と利権政治、利権国家、をやり続ければ、必ず行き詰まり、それこそ、利権側の支配階層のもっとも恐れる、世界の三等国に落ちぶれることだろう。
 
世界の超大国という妄想にいつまでも囚われていてはいけない、一番である必要などないのである。
 
生活の安全、安心が等しく保証され、そこそこの物欲が満足される程度で我慢すべきで、今以上のものを求めて、追い立てられ、不当に搾り取られる社会とは、決別すべき時だと思う、賛同者はほどんどいないが。