原発利権はなんにも反省していない

金のために、原発を動かしたくって、うずうずしていた、やらせメールの九電と佐賀の知事、古川、そして、利権オヤジこと、玄海町の岸本という、最低、最悪なタッグが、批判を全く無視して、開き直り、強引に原発を稼働させた。
 
核分裂反応を人類は十分に制御できず、放射能を無毒化する技術を持っていないから、原発は危険だという主張など、どこ吹く風、全く無視である。
 
事故が起こったら、福島のような惨劇になるからやめろ、と反原発を唱える者(私もその一員)が言を尽くしても、馬耳東風なのだ、原発利権にどっぷり浸かった、大バカ者たちは。
 
でっち上げの電力不足、節電と電気料金値上げという嫌がらせを繰り出して、原発利権は、反撃に転じた。
 
その象徴が、この玄海原発の稼働である。
 
以下の記事を読んでいただきたい、原発利権は、相も変わらず、原発は安い、というインチキを振りかざし、その危険性など全く無視である。
 
対策を何もせず、コンピューターゲームに過ぎないストレステストというインチキを持ち出してきて、それをパスしたら稼働してよい、などという詐欺行為が、国家の名の下に堂々と行われようとしている。
 
パスさせたかったら、パスするように条件を設定すればいいのだ、実機を検査して、試験する訳じゃないのだから、不都合があっても、絶対にばれない、と完全に開き直っている。
 
動かしたい政府が、動かしてよい、と認めたら、なんの対策もしない、危険な原子炉を、勝手に稼働させることが出来るのだ、この日本という、利権まみれの国は。
 
本当に懲りない、救いようのない国家である。
 
 
asahi.com朝日新聞)より転載する。
 


玄海原発4号機の運転再開 九州電力
 
九州電力は1日午後11時、トラブルで停止していた玄海原発4号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)の運転を再開した。止まっていた原発の運転再開は東京電力福島第一原発事故以来、初めて。古川康佐賀県知事や岸本英雄・玄海町長がこの日、再開容認の姿勢を示したことから「地元の理解も得られた」と判断した。
 九電によると、1日午後11時に原子炉を再起動し、2日午後に発電再開して、4日には通常運転に戻る予定。定期検査に入る12月中旬まで約1カ月半の稼働で、火力発電に使う燃料費を約135億~180億円、石油換算で約30万キロリットル節約できるという。
 九電は再開方針を10月31日夜に発表。前後して地元住民らに周知を始めた。1日午前には山元春義副社長が玄海町を訪れ、岸本町長と会談。トラブル原因や対策をまとめた報告が国に「おおむね妥当」と評価されたことを踏まえ、運転再開への理解を求めた。
 岸本町長は会談後、「4号機については国から安全性の確認を得た」と明言。古川知事も1日夕、県庁で報道陣に「規制の責任を負う国が判断されたのであれば、これまでと同じように受け入れる」と述べ、再開を認める意向を示した。