もんじゅは原発推進の象徴

福島が最悪の状況にもかかわらず、原爆原子炉を、世界で一番、を目指して、莫大な血税を投入して弄くりまわす、科学オタク天国、おこちゃま、オモチャ大好き国家、ニッポン。
 
もんじゅという危険きわまりない原発を運転すると言うことは、国民に対して原発推進を高らかに宣言したも同然である。
 
危なくて容易に手がつけられないほどの原子炉である、もんじゅ、をこうも易々と、この時期に稼働させようとするとは、なんとも非情な国家、そして、政治であろうか。
 
半永久的に不毛の地となる福島原発周辺の広大な地域を生んだ原発を反省し、そこからの脱却を願う国民を、ねじ伏せようという、とんでもない悪意を感じる。
 
以下に、関連記事を引用する。
 

きょう落下装置引き抜き もんじゅ 福井

産経新聞 6月23日(木)7時56分配信
 高速増殖炉もんじゅ」(敦賀市)で原子炉容器内に落下したままになっている燃料交換用の炉内中継装置の引き抜きに向けて、22日に同装置を収納する大型容器を設置した日本原子力研究開発機構。同日で準備作業は終了し、23日に装置本体の引き抜きに着手することになった。

 大型容器は、耐熱繊維製で高さ最大約15メートル、直径約1・4メートルのじゃばら型。この日、専用器具の点検をしたあと、原子炉容器内の液体ナトリウムが空気に触れて燃焼するのを防ぐため、容器内をガスで満たして炉上部に設置した。

 同装置は昨年8月に落下し、接合部が変形したため引き抜けない状態が続いている。

 原子力機構は、同装置(重さ3・3トン)を上ぶたの一部「スリーブ」(同3・6トン)ごと引き抜く計画で、作業が完了すれば今秋にも復旧し、今年度中に40%出力試験を行い、本格稼働する考え。
引用、ここまで。
 
さすが読売である、もんじゅ、を動かすことの意味を全く報じておらず、ジャーナリズムのかけらも見当たらない、原発推進新聞である。
 
国民に対して、というか、自民党公明党支持者、そして、民主の原発推進派を除く国民であるが、原発推進という決意を思いしらせるためのパフォーマンスにほかならない、もんじゅ、を弄ることは。