火力発電所の復旧を真面目にやっているのか

ふと気がついた。
 
火力発電所も、今回の地震津波の被害を被ったが、その復旧に関して、東電も、マスゴミを、全然気にしていないようだ。
 
最も効果的な対応策は、休止している火力発電所の稼働と、被災した火力発電所の復旧であるが、東電は、これに、真面目に取り組んでいるのだろうか。
 
重油ボイラーだとコストがかかるから、とか、茨城の火力発電所の復旧時期が、会見ごとに延長され、数週間と言っていたのが、夏頃から、秋までに修正されたりして、なんとか火力発電所を動かしたくないような様子が見て取れる。
 
そういえば、当初、会見で早期に火力発電所の早期の修復が可能という見通して言っていた東電社員は、すぐに、会見から降ろされたようで、サッパリ登場しなくなった。
 
東京電力という会社は、電気を売るのが仕事である。
 
だったら、何としてでも、手持ちのすべての資源を使って電気を調達するのが正しい会社としての姿勢だろう。
 
原発を推進したいからと言う身勝手な理由で、火力発電所の復旧を、意図的に怠っていたなら、企業犯罪であり、即刻解散を命じられるべきである。
 
もう本当にことを言って、国民の理解を得るべきである。私は、福島第1原発の所長さんに注目している。
 
彼は、重要な判断を、適切にやって来ていると思う、出来る範囲で。
 
彼は最近こう語った。
 
地震発生時には、その対応で手一杯で、津波のことなど考える余裕がなかった、そして、死ぬかと思った、と。
 
この発言には、深い意味が込められていると思う。
 
地震によって、福島第1は、相当の被害を被ったのだろう、だからこそ、地震発生からわずか5時間でメルトダウンが起こってしまったと私は想像する。
 
津波は、それにダメを押したが、それ以前に、福島第1の運命は決定づけられていたのだ。
 
原発は、短期間にどうにかなるような状況ではなく、福島のかなりの部分を立ち入り禁止とせざるを得ない状況なのである。
 
その上で、東電のやることは、所有する沢山の火力、水力発電所を適正に稼働して、企業の責任を果たすことしかないのだ。
 
原発事故は、もはや戦争と同じ緊急事態であり、東電というより、それを強引に、何の反省もなく推進してきた自民党、財界、そして、それを無批判で、そっくりそのまま受け継いだ民主党の責任で対応する事案である。
 
東電は、原発をすべてやめ、会社を清算し、新会社として安全な発電方式による給電に専心すべきである。
 
繰り返すが、東電が、通常発電方式による給電を、もし、意図的に押さえているようなことがあったら、即刻、会社を潰すべきである。
 
それが出来ない民主党だから、そして自分たちのやってきたことを全く反省せず、集団ヒステリーなどと言い放つ大バカな自民党が二大政党であるから、この国の未来は絶望で真っ暗なのだ。