ふと気がついた。
重油ボイラーだとコストがかかるから、とか、茨城の火力発電所の復旧時期が、会見ごとに延長され、数週間と言っていたのが、夏頃から、秋までに修正されたりして、なんとか火力発電所を動かしたくないような様子が見て取れる。
そういえば、当初、会見で早期に火力発電所の早期の修復が可能という見通して言っていた東電社員は、すぐに、会見から降ろされたようで、サッパリ登場しなくなった。
東京電力という会社は、電気を売るのが仕事である。
だったら、何としてでも、手持ちのすべての資源を使って電気を調達するのが正しい会社としての姿勢だろう。
もう本当にことを言って、国民の理解を得るべきである。私は、福島第1原発の所長さんに注目している。
彼は、重要な判断を、適切にやって来ていると思う、出来る範囲で。
彼は最近こう語った。
この発言には、深い意味が込められていると思う。
津波は、それにダメを押したが、それ以前に、福島第1の運命は決定づけられていたのだ。
原発は、短期間にどうにかなるような状況ではなく、福島のかなりの部分を立ち入り禁止とせざるを得ない状況なのである。
その上で、東電のやることは、所有する沢山の火力、水力発電所を適正に稼働して、企業の責任を果たすことしかないのだ。
繰り返すが、東電が、通常発電方式による給電を、もし、意図的に押さえているようなことがあったら、即刻、会社を潰すべきである。