当たり前だが、原子炉は地震で壊れる

まずは引用から。
 
圧力容器、地震当日破損か=配管部に蒸気漏れの可能性―福島第1原発1号機・東電
 
時事通信 5月25日(水)22時9分配信
 東京電力福島第1原発事故で、地震当日の3月11日深夜から翌12日未明までの間に、1号機の圧力容器を貫通する配管部が破損し、蒸気が格納容器内に漏れた可能性があることが25日、東電のデータ解析で分かった。1号機は地震から約15時間後にメルトダウン炉心溶融)に至り、溶け落ちた燃料で圧力容器底部が破損したとみられるが、想定が正しければメルトダウン以前に圧力容器が破損していたことになる。
 東電は1号機の解析で、実際の状況から逆算し、地震から約18時間後に直径3センチ、50時間後に同7センチの穴に相当する損傷が生じたと仮定。格納容器の圧力変化を算出した結果、冷却機能の喪失後、核燃料の損傷で発生した水素により格納容器内の圧力が一時的に上昇した後、仮定した損傷部分からの漏えいで低下するとの結果を得た。
 ところが、3月12日午前0時すぎの格納容器圧力の実測値は約0.6メガパスカルで、解析による値(約0.3メガパスカル)を大幅に超えていた。
 この理由について東電は、地震発生から約4時間で炉心の損傷が始まり、11日夜には核燃料が溶け始める2800度の高温になった事故初期の段階で、圧力容器を貫通する計測機器用配管や、発電タービンにつながる配管の接続部や密閉部分などが高温で損傷した可能性を指摘。何らかの原因で圧力容器から格納容器側に蒸気が漏えいし、解析よりも高い圧力になったと推定した。 
 
引用、ここまで。

 
ついに、東電が、地震に対する、原子炉の脆弱性を認めましたね。
 
認めましたね、ざまーみろ、などという事態じゃないのです、でも、この国は平静ですね、マスゴミを使った思想統制が十分に効いています、さすがにバックに米国がついていると完璧ですね。
 
原子炉は、地震で壊れるものなのです。
 
でも、この事実は、地震発生当日に、すでに分かってたことです。それを政府・保安院と東電はウソをついて隠し続けてきました。
 
推進派としてやり玉に挙げられている大前研一や、良心的な専門家の多くは、この事実を早い時期に指摘していましたが、その警告を黙殺し、枝野という、すっかり嘘つきの代名詞になった官房長官は、原子炉は健全である、と言い続けていました。
 
政府とは、民主党です。そして、それを適当にあしらっているのが官僚です。さらに、その裏には、どす黒い権力構造があります。
 
東大の御用学者を動員し、マスゴミに協力させて、原子炉の健全性を散々宣伝しましたが、1つ間違えると、東日本全体が高濃度の放射能で汚染されて、人が住めなくなる、あるいは、被曝で死人が出る事態だったのです。
 
そして、そんな日本が滅びるかもしれないという状況にありながら、東京電力と政府は、計画停電、などという目くらまし、ごまかしをでっち上げて、国民の反原発意識の高まりを押さえ込もうとしました。
 
つまり、電気がなくなるとこまるだろう、と停電を使って脅しをかけたのです。
 
これが、一応文明国だと言われている政府がやることでしょうか。
 
この国は、すべてが狂っています。
 
米国に魂を売った売国奴自民党が、最大の戦犯ではありますが、それを、そのまま引き継いだ菅の民主は、一体、どんな理念で政権をとったのでしょうか。
 
私には、理念の欠片も、感じられません。
 
それどころか、人間の心、をどこを探しても見つけることが出来ません。
 
因みに、自民党政権だったら、もっとひどい情報隠蔽と人命軽視、いや無視が行われたことでしょう、その点だけですね、民主のメリットって。