参議院行政監視委員会参考人として原発の危険性を語る

参議院行政監視委員会の中継をネット上で見ています。
 
原発の危険性を長年にわたり訴えてきた、京大原子炉実験所小出さん、元原子炉設計者で大学教員の後藤さん、神戸大学名誉教授で地震学者の石橋さん、ソフトバンクの孫さん、という推進派に言わせると反原発の悪人たちばかりが参考人として呼ばれています。
 
推進派が一人もいないのは、奇異な感じですが、彼らの言ってきたことは、すべてウソだったことが白日の下に晒されたので、誰も出てこれないでしょうね、まともな神経の持ち主なら。
 
ですから、推進派の人たちは、ゲリラ活動をやってます。
 
同じく推進派の福島県知事やマスゴミ(日テレなどのテレビ局が中心です)の庇護のもと、相変わらず、大したことはない、を言い続けています。
 
ほんとうに、恐ろしい人たちです、愛する人や家族はいないのでしょうか。
 
自民党と巨大産業が、米国の意を受けて、強引に推進してきた原発という巨大利権は、国民の資産ばかりでなく、命さえも奪い去ろうとしています。
 
彼らは、楽観しています、急性被爆でなければ、危険とはわかりにくいので、ごまかせるとたかをくくっています。
 
たぶん、このロジックで押し切るつもりでしょう、政府もその立場を取っていますから。
 
さて、問題は、普段頭を使わない国民です。
 
自民党と官僚、そして巨大な原子力産業を中心とした推進派の子供だましを容認し続けるか、そして、ありもしない電力危機、電力不足に翻弄され、原発を容認し続けるか、国民の、真の学力、知力、が問われるでしょう。
 
日本人は、いったい何のために、小さいときから塾に通い、有名進学校から東大を中心とした銘柄大学を目指すのでしょうか。
 
知力を上げるという名目だと思いますが、何のために、ペーパーテストの点を上げることに血道を上げてきたのでしょうか。
 
今回の国難のような、本当に肝心なときに、全く役に立たない学力競争なのです、日本人がこれまでやってきた教育とは。
 
今後も湯水のごとく電気を使いたい、なんて考えている人は、ごく少数でしょう。
 
そのごく少数のために、アメリカからもらった原発という、殺人的なオモチャで遊ぶのか、重大な決定をしなくてはならない局面なのです。
 
アメリカは、日本など、どうなってもいいのです、基本的には。
 
いつかネット上に、今回の委員会の動画がアップされたら、紹介したいと思います。
 
残念なのは、NHKをはじめとしたテレビ放送がない、ということです。
 
政治屋が、ほとんど役に立たないパフォーマンスを繰り広げる衆院の委員会は、NHKでしっかりと中継されています。
 
そんなパフォーマンスより、こちらを中継して、日本の原発の真実を一人でも多くの国民に知って欲しいものです。