命より電力不足

この期に及んでも、マスゴミの論調は、電力不足だ。
 
原発の危険性など、どこ吹く風である。
 
ほとほと呆れかえる、人命、という価値観は、日本にはなくなってしまったのか?
 
電力不足を補い、産業の発展に貢献するという、創作劇を演じてきた原発推進派は、とことん、この路線を貫く覚悟を決めたようで、マスゴミも、それを支援しだした。
 
産業界を利用した、原発推進派の巻き返しが始まったと感じる。
 
浜岡だけは特別だそうだが、はたして、世界有数の地震国、それも、すべての原発が海岸に面していて、津波の危険性がある日本の原発は、どれも、同じだけのリスクを抱えているのではないか。
 
ゴミは、相も変わらず、原発の危険性をほとんど報道することなく、電力不足とそれによる産業界へのダメージを強調し続ける毎日である。
 
そんなに電力不足が心配なら、ゴミがやっているテレビなる媒体を即刻停止すればいい。
 
そうすれば、テレビに関連したすべての電力が節約され、相当な節電効果がある。
 
それを決してやろうとしないところに、ゴミのインチキがハッキリと読み取れるのだ。
 
以下に、文科省と米国DOEのモニタリング結果を示すが、とてつもない高濃度の放射能汚染が検出されたことが分かる。
 
赤や黄色、そして緑の地域は、もう、永久に人の立ち入りは出来ないのではないか。
 
知り合いのいる、郡山や須賀川でも、相当の放射線量で、今後、長期間住むには、覚悟、が必要だ。
 
教え子で、地域医療を志し、この地で医者として出発した者がいるが、とても心配である。
 
 
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これで健康被害がなかったら、それこそ、想定外、だろう。
 
急性の放射線障害は報告されていないが、人によっては、かなりの被爆をしているはずだ。
 
数ヶ月から半年して、健康被害を訴える人が急増するのではないかと、心配でならない。
 
この悲惨な状況をみても、まだ、電力不足、などと言っているマスゴミや経済界、そして、原発推進派が、悪魔に見えてくる。
 
電力不足キャンペーンに乗せられたナイーブな国民よ、民主党の枝野や岡田が福島を訪れたときの、重装備、をなんと見る。
 
彼らは、福島が危険地帯であることを重々承知しているから、防護服に身を固め、マスクをして、万全の備えをしているのだ。
 
福島の人たちは、防護服もなく、マスクもしないで、この信じられない放射能環境の中で、生活をしているのだ。
 
人の命より電力不足がこのまま話題の中心であるなら、あまりに非情な国家、人でなしな社会ではないか、この日本は。